3つ前の記事で,共産党の大会議案について書きましたが,先の日曜日はまさにこれについて議論する共産党の佐賀県大会(県党会議という)でした.代議員として出席し,ブログに書いたような内容に加え,秘密法反対運動についても発言しました.

このブログで過去にも再三書いたように,議題が「大会議案審議」であるにもかかわらず,ほとんどの発言は議案のテキストそのものに触れません.これだけ多岐にわたり,複雑な問題を扱い,しかも相当に長大なテキストを対象としていて,百人をこえる人が集まっているのに何の疑問もない,異論もないというのは全く不自然なことです.なにか「改まった」場では誰も本音を言わないというこの社会の悪習から,残念ながらこの組織も自由ではないということでしょうか.あるいは「民主集中制」というルールの履き違えということもあるでしょう.ますます重要になって来たこの党の役割に照らせば,この悪弊を急いで改めることはまさに焦眉の急と言うべきです.そうしなければ集団の「英知」を結集するということは出来ません.

各県の大会はこの日かその一週間前に一斉に開かれているので,党員ブログでその紹介がちらほら見られますが,内容に立ち入ったものはほとんどありません.党の規約の,すでに廃止された公開制限条項に未だにとらわれているためかも知れません(記事「ブログ時代の共産党大会」参照).しかし今日ではこのような会議はほぼ原則公開となっているため,常識的な範囲での公表は可能です.実際,発言をまるごと公開している比例区候補の例もあります(もっとも,その内容は「無難な」ものですが).

というわけで,以下に当日の私の発言を掲載します.文字化に際して,書きことば調に変えたり,文章を少し整理したりしています.また,全国大会の代議員に立候補もしましたが,残念ながら落選しました.