社民党がなぜ米海兵隊の移転先の世話に熱心なのか,しかも国内の移転先まで口にするとは何事だろうかといぶかっていたが,今日,「低気温のエクスタシー」が紹介したブログ記事で謎が解けた気がする.「世に倦む日日」の「3月末の普天間政府案は「複数案」で決定 - 社民党は分裂と混乱へ」という記事だ.そのさわりを引用する.
私は、阿部知子と辻元清美が買収されている可能性を疑っている。辻元清美がこの問題で何も発言しないのは異常だし、阿部知子が(下地幹郎との蜜月旅行の直後に)突然に九州案を言い出したのも不可解だ。社民党は国外移設一本で纏まるのが当然で、サイパン・テニアン・グアムへの移転実現に向けて政策と世論を主導するのが任務だろう。「重大な決意」を何度でも示し、マスコミがどう報道しようが、党是と沖縄県民の立場に即くべきで、政権から離れる決断を躊躇するべきでない。阿部知子は下地幹郎との関係が怪しい。辻元清美は前原誠司との関係が奇妙だ。そして、二人には、平野博文から官房機密費の実弾が掃射されているのではないか。札束の山と、民主党の党員証と公認状の約束手形が手渡されているのではないのか。そうでなければ、二人が普天間問題で寝返る図はあり得ない。実際のところ、社民党で立候補しても、今では比例ブロックでさえ当選がおぼつかない現状がある。
阿部知子氏の言動はあからさまな裏切りだが,辻元氏の沈黙は確かに奇妙だ.本人のブログを見ても全くパッとしない.副大臣になったからといって,国会議員をやめて「官僚」になったわけではないだろう.議員として国政全般に広範に意見を述べる権利と義務があるはずだ.
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報道によると,官房機密費は毎月6千万円も使われている.これの廃止ないしは公開を社民党が主張しているかどうか不明だ.権力の地位にある者はどんな疑惑でもそれをみずから晴らす義務を負うと思う.これは一般人との大きな違いだ.この件では,官房機密費の使途を公開するのが簡単だ.それを強く主張しないとすれば,まさに「李下に冠を正さず」の反対で,疑惑を増幅するだろう.

「政治とカネの問題」とよく言われるが,官房機密費の問題こそまさにその中心に位置するのではないか.