今日届いた「週刊金曜日」で,政治評論家の森田実氏が民主党について述べている.「民自公大連立の危険性」という見出しのインタビュー記事だ.(18-19ページ)

私が注目した箇所を引用する.
ーーもし総選挙で民主が勝利すると日本の政治は変わりますか.


総選挙後に大連立が組まれるシナリオはもうできあがっている.民主が勝っても自民が勝っても大連立です.前回大連立が潰れたのは小沢一郎が公明党を外そうとしたからで,大連立自体は潰れていない.今回,福田が引いたことでかえって大連立を組みやすくなった.・・・・

小沢はアフガン派兵を明言しており,撤回はしないだろう.小沢は国連決議があれば派兵すると言うだろうが,国連決議はたやすく引き出せる.小沢は内閣法制局に法解釈を変えさせるとも言っている.小沢を見ていると,国民的人気で当選し戦争に直進した近衛文麿内閣を思い出す.・・・・
いずれもうなずける話だ.「大連立」については,小沢氏は例の一件をきちんと「総括」していないというのがなによりの証拠だろう.リベラル系ブロガーに民主党ないし小沢に期待する論調が多く見られるが,ちょっとあぶないと思う.共産・社民の護憲派を増やさないと,どうやら大変なことになりそうだ.
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参考:クラウチ教授の処方箋(当ブログ5月18日掲載)