昨日,北九州市役所で,市民検討会の調査団の調査結果の発表があり,私も同席した.詳しくは「ひなん者お話しの会」にあるが,要約すると以下のとおり.

北九州市に運ばれる予定のがれきは,宮城県石巻市の可燃性のがれきを年間3万9,500トンで,期間は最長2014年3月までである.(2年間として計算すると総量7万9千トン.

今年5月21日の環境省によるがれきの総量の見直しによって,石巻市のがれきは445.8万トンに修正された(当初は616.3万トン).

ところが,昨年9月16日の宮城県環境生活部の発表によれば,石巻市のがれきは昨年のこの時点で鹿島JVに581万トンの処理を依頼していた(東松山市,女川町と合わせて685.4万トンを1923億6000万円で落札).今日までこの契約は変更されていない.

つまり, 445.8万トン ー 581万トン = ー135.2万トン と,すでにガレキ量は「不足」しており,北九州に持ってくるべきがれきは存在しない.
当日の録音です.45分14秒.
http://ad9.org/blog/audiovisual/V_820276t.mp3

(以下は記者会見の発表内容にはない,私のコメント)
そうすると,それでもガレキ搬入が実施されるとすれば,次のいずれかということになろう.

石巻ではない出所不明のガレキが北九州に持ってこられるか
鹿島JVは仕事をしないでお金を受け取るのか
北九州は鹿島JVの「下請け」をするのか

市民検討会にも応援を