1月1日付けの「私と憲法」(注)に,高田健氏の講演録があり,その中で「法案を止められなかった運動の弱点いくつか」という節があり,敗北の理由を書いています.そこに,反省点として彼が最大の問題と思うのは,「与党に分岐を作り出せなかった」ことだとしています.「勝てる契機を作るとしたら,ここに分岐をつくりだすこと以外ありませんでした」ともあり,結局は彼が参院の票決だけしか重視していなかったことが分かります.それ以外のことも考えるべきだった,最終盤ではそれが特に重要だったというのが,私の文章の主旨です.
(注)「許すな!憲法改悪・市民連絡会」発行