もう一週間前になるが,テレビを点けたら「レオン」という映画をやっていた(BS朝日,5月2日夜9時).リュック・ベッソン監督の1994年の作品.少女役はナタリー・ポートマン,殺し屋はジャン・レノと,超一流ぞろい.
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途中からだが,ついつい最後まで見てしまった.家族を殺された少女の,殺し屋を「使って」の復讐劇である.バイオレントなシーンがこれでもかこれでもかと繰り返される.なぜ監督はこんな暴力的な映画を作ったのか,なぜ観客はそれに堪えなければならないのか.おそらく,世界の現実はこれだと言いたかったのだと思う.少女の「仇」は警察官.捜査もいい加減で,法の裁きに期待することが出来ない.恨みをはらすには復讐しかない.