先週金曜日の「報道ステーション」で展開された,古賀茂明氏による生番組でのメディア抑圧批判という非常に珍しい事件について,再度メモしておきたい.先日の記事はほとんど土井敏邦氏のブログの「コピペ」ですませたが,それほど私の感想,言いたいこととぴったりだったのだ.ここではもう少しだけ議論を広げてみる.

おそらくこれは日本のテレビ報道の歴史に残る事件となるのではないかと思う.テレビ業界の人にとっては,ほとんど放送事故という感覚だろう.しかし見ている方としては,全てがお膳立てされ作られた「ナマ番組」よりも,アドリブや偶然性こそがナマ放送のメリットのはずだ.今回の事件はさらに,政権によるメディア抑圧という重大疑惑の提起がなされたのであるから,なおさらだ.応援のクリック歓迎