テクニカルメモを作りました./(12/22)論文にしました./その後の関連記事:関東圏の3.11直後の大気中の放射能は「平常値」の1億倍
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福島で学生主催の集会で話をしましたが,そのレジュメ等は前の記事に書きました.せっかく福島に行くのだから,現地の放射能測定をしようと思いました.ガンマ線の空間線量はよく測られているので,ほとんどデータを見かけない,大気中の放射能—おそらく大半はセシウム同位体—を捕まえようということです.本格的なものではなく,自動車のエアフィルタと廃棄パソコンからはぎ取ったファンを組み合わせて,簡易の集塵機を作りました.

新幹線の福島駅ホームに降りてすぐファンを回し始め,翌日同じホームで列車に乗り込む直前にスイッチを切りました.10月21日15時46分から22日10時16分までの18時間30分間,旅行者である私と同様,1分も休むことなく福島市の大気を吸い続けたことになります.(厳密には,バッテリーとAC電源の切り替えで全体で数十秒は止まっていますが.)右の写真はホテルの窓際で稼働するフィルターです.クリックで拡大します.