小泉内閣の参与だった岡本行夫氏が名護市周辺に出没していたという噂をネットで聞く.真偽は不明だ.しかし少なくともメディアに出没しているのは確かで,「抑止力」とやらを宣っている.なぜテレビなどはこの男をその高価な電波に乗せるのか?なぜその言葉が傾聴に値すると判断するのか?

この男は小泉内閣のとき「イラクに大量破壊兵器がある」として戦争を正当化した人物だ.その現物証拠が,「小泉内閣メールマガジン」の87号として残っている.
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2003/0320.html

そのさわりの部分を引用しよう.
地球上の全人口を何度も繰返し殺害できるくらいの大量破壊兵器をイラクの手から取り上げなければ、そうした兵器がやがて世界中に拡散して取返しのつかないことになる。それにその行動の先頭に立つアメリカは、いざというときに日本を守ってくれる唯一の同盟国である。アメリカ支持しかない…。そのとおりだと思います。
この誤りを反省したという話を聞かない.反省したとしても国際情勢判断において無能だったという「実績」は消えない.もし有能であり,嘘と知って人々を欺いたとすれば,許し難い犯罪者ということになる.
どちらにしても,テレビなど「公器」に登場して話をする資格など全くない人物である.

なおこの情報はメールリストuniting-peaceで知りました.東本高志さんの発掘によるものです.
→同氏のブログ http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi
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2018年10月7日追記:この首相官邸の記事が削除された場合に備え、こちらに「魚拓」を。ただしテキストのみ。ちなみに、このメルマガの編集長は「内閣官房副長官 安倍晋三」となっています。
http://ad9.org/blog/misc/okamotoikuo-iraq-war.html