末尾に追記あり)
中南米の左派の政治家までがオバマに多少の期待を表明するほどに,世界的にもオバマが好意的に受け取られている.しかしメディアの持ち上げ方や大衆的熱狂は明らかに「何かある」と思わせる要素がある.確かにグアンタナモの閉鎖は打ち出したが,アフガン戦争は続けると言うし,イスラエルによるガザの大量虐殺にも目をつぶり,逆にイスラエル支持を表明した.

要するに,ひいき目なしに見ればこれまでの歴代の大統領と大して変わらない保守派の一人に過ぎないのだが,それにしては左派やリベラルも含めて--私自身もそうだったが--「期待感」が大きすぎる.これはむしろ危険な兆候かも知れない.それは,いずれ失望するときのショックが大きいからというのではなく,もっと深刻な問題を含むかも知れない.

このような問題意識に答えてくれそうな本を読み始めた.アメリカのジャーナリスト,グリフィン・タープレイ(Tarpley,Webster Griffin)の,「オバマ 危険な正体」という本だ.ただ,よく知らないのだけれど,訳者がちょっといかがわしいという印象が・・・.

まだ読み始めたばかりなので,いずれ読み終わってまた書くとして,これまで目にした刺激的な,あるいは示唆的なフレーズを拾ってみると・・・
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