永井愛さん作・演出の「歌わせたい男たち」が朝日舞台芸術賞グランプリ受賞を受賞したとのことです.asahi.comにその記事があります.
http://www.asahi.com/culture/update/0108/001.html

この作品は,東京都の公立学校での「日の丸・君が代」強制問題を扱ったものです.私は見ていませんが,面白い舞台だったようです.

8日の紙面にある,映画監督の山田洋次さんのコメントを転載します.

「歌わせたい」楽しく明確 山田洋次
「歌わせたい男たち」は、学校での「君が代」強制に対するプロテストという、今の日本にとって極めて重要なメッセージを、楽しく、笑わせ、人間を深く愛しながら、明確に伝える舞台だった。戸田恵子が演じたのは、シャンソン歌手として芽が出ず、ようやく就職してきた音楽講師の役。華やかだけれど寂しくて、何の後ろ盾もなくこの時代を一人で懸命に生きている女性を、戸田は見事に奥深く表現した。歌も魅力的で、「なにわバタフライ」と併せて、05年屈指の名演技だと思う。
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