岸田軍拡の安保3文書の分析と批判が、「しんぶん赤旗」連載が12月18日から5回にわたって連載された(残念ながらウェブにはない)。この文書の本質を抉った力作だと思うが、奇妙なのは、既に進行している南西諸島のミサイル基地化の現実に触れていない点だ。この長い連載で、現在の軍事的・政治的危機の焦点となっているこの問題を素通りするのはいかにも不自然だ。「文書」の分析と言っても、現実に進行している事態との関連で議論しなければ不完全と言わざるを得ない。