久留米市役所2階のホールで6月10日に開かれた寺脇研氏の講演では,いろいろと興味深い話があった.その中の一つ,彼が直前に一緒に飲んだという,韓国のジャーナリストチェ・スンホ(崔承浩)氏についての話は特に印象的だった.チェ氏は韓国のMBC放送の記者だったが,イ・ミョンバク(李明博)政権の放送介入・弾圧で解雇され,その後,ムン・ジェイン政権下で解雇撤回・・・どころか,いきなり社長に就任(2017年12月)したという.そのチェ氏が作った,放送が歪められた時代を描いたドキュメンタリー映画『共犯者たち』の日本での上映が始まろうとしている,というのだ.

その映画の内容について,まさにこの講演と同時刻に立教大学で開かれていた,この映画の上映会・シンポジウムのサイトから引用する(末尾の画像からも同じリンク):