3日の社説は「成立断念して出直しを」.もしこれがアリバイ作り,護憲派へのリップサービスでないのなら,紙面の構成・内容という「行動」で示すべきだろう.

10年ほど前,意見広告のことで毎日の人と接触した.その人は「毎日は護憲だ」と言っていた.その姿勢は残念ながら,憲法の危機というまさに今,ほとんど崩れてしまっている.ページによって記者の努力や社内のせめぎ合いらしいものも見えるが,トップページや全体の紙面構成はこのことを物語っている.
たとえば8月30日の朝刊.その日は国会前10万,全国100万の戦争法案反対の行動が行われる朝だ.次のように,最後のページに全く目立たない小さな紹介のみ.

その3日前,元最高裁判事,元法制局長官を含む法曹関係者がそろって反対集会を開くという,前代未聞の出来事に対して.やはり最後のページに小さな記事.なにより見出しの文字が小さい.