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警察の犯罪と言えば裏金問題が有名だが,とてもとてもそれどころではないという実態が暴かれる.実に怖い映画だ.警察だけでなく,記者クラブに飼い馴らされた「ジャーナリスト」の腰抜けぶりもこの映画のテーマである.
映画の中では小さなエピソードだが,警察署長が,警官の犯罪を担当する裁判官を防犯カメラの映像をネタに恐喝するシーンがある.確かに防犯カメラや,全国の道路に張り巡らされているNシステムによる情報の管理がいったいどうなっているのか,全く不透明だ.おそらく警察の恣意的な利用を禁止するような,市民のプライバシーが保護されるようなシステムは出来ていなくて,この映画のように警察が悪用することが十分にあり得るのだろう.
警察の犯罪を扱った映画では「LAコンフィデンシャル」が思い出されるが,この映画は負けていないと思う.特にジャーナリストやジャーナリストを志す人は必見の映画だと思う.もちろん警察官を志す人も.
東京渋谷のアップリンク・ファクトリーで明日31日まで.