以前,今年正月の,核基地前での「大学人によるセミナーと封鎖」のことを書きました.たとえば次の記事です.
「セミナー・封鎖」,メールリストへの投稿を転載
そこに,当日の行動で一緒の小グループになったマイケル・ランドル氏のことを書きました.もの静かな,いかにも学者らしい雰囲気を漂わせた人だとその時は思ったのですが,実は今頃になって,この人がとんでもない大物だということが分かりました.(写真は1月7日,ファスレーン基地前で講演するランドル氏.次はそのときの音声です.音声公開については,事後ながらご本人の了解を頂きました.)

→録音
2017年6月追記:彼のスピーチの予稿を末尾に追記 しました.(一字一句同じではありませんが,内容は同じです.)
「市民的抵抗」(新教出版,2003年)を読んでいるのですが,真ん中近くまで読み進んだところで,序文に目が行きました.それによると,彼は古くからの活動家で,反核運動や東欧の民主化に深くコミットしています.極めつけは元MI6局員*の脱獄の手助けと,それを咎められての裁判で無罪となったことでしょう.

以下,その序文(この他にもう一つ序文あり)を,全文紹介します.なお,1月7日の「セミナーと封鎖」でのプレゼンテーションは,ランドル氏のものも含め次にあります.
http://www.faslane365.org/en/academics_and_scholars/submitted_papers_for_seminar_7th_jan_2007
2021/7/1追記:↑これはリンク切れ。"Tackling trident"と題する本にまとめられています。佐賀大学図書館所蔵
市民的抵抗−−著者マイケル・ランドルの場合