先週金曜は,博多リバレインにある集会所で平良夏芽さんの講演を聴いた.辺野古基地建設阻止運動で9月25日にキャンプシュワブゲート前で逮捕され,三日後に釈放された沖縄の牧師だ.逮捕時はこのブログも釈放運動に加わった.
http://blog.so-net.ne.jp/pegasus/2006-09-26-1

ほかではまず聴けないようなすごい話だった.いろんな意味で沖縄が「最前線」にあるということなのだろう.聴衆の集まりもすごかった.入り口のドアは解放されて,ロビーの半分ぐらいまで「会場」になっていた.

辺野古基地阻止の海上座り込みについては,東北大学有朋寮のメールニュースで少しは知っていたが,これほどきびしい闘いだったとは知らなかった.「反対」することは容易いが,「阻止」は生やさしいものではない,平良さんの話を聞いてよく分かった.「言葉の暴力」も含めて,完全非暴力を貫くが,防衛施設庁側の作業員はそうでもない.暴力も振るい,暴言も吐く.しかし集まった人たちは,「左の頬を叩かれたら右の頬を出す」という聖書の言葉を実践するのだそうだ.

このブログで始終取り上げる「トライデント・プラウシェアズ」(TP)も,同じく非暴力直接行動で具体的効果を狙うものだが,TPは,他者だけでなく,自分たち自身も絶対に傷つかない,ケガをしないことを最重視している.しかし沖縄の「阻止」の闘いはそうはいかないのだろうか?

ブログ「dr.stoneflyの戯れ言」に,福岡より少し前の平良さんの講演の内容が詳しく書かれている.

平良夏芽さんのウェブサイト
http://www.asahi-net.or.jp/~qg2n-tir/frame5397.html

応援のクリック歓迎 (1日1回まで) →