テサロニケの11月9日の記事,「新しい政治構図のデザインとイマジネーション 何をなすべきか」で,ブログ同盟発起人の意図がよく見えてきた.末尾の次の数行に次のようにある.既成政党への「配慮のなさ」の理由もよくわかった.

私がブロガー同盟の運動で支持獲得をめざしているのは、あくまで無党派層であり、支持政党なしの人々の同意と共感である。別にどこか既成政党の支持者をブロガー同盟の中心軸に据えようとは思っていないわけで、だから既成政党へのリップサービスは不要なのである。

真ん中ほどの次の部分は,私が「『改憲阻止』を絶対目標とし,それには何が必要かという『逆算』を」の記事で,「要するに,『精一杯頑張った』ですまされるのはアマチュアで,プロなら結果を出さなければいけません」と書いたことと同じで,全く同感だ.

頑張ればそれでいいってもんじゃない。いくら正しいことを口で言っても、実際に政治の現実を変えられなければ、政党も政治家も存在意味はないのだ。

その少し下の次の文章

改憲を阻止できて、新自由主義革命を阻止できるのなら、共産党が消えていてもよいではないか。

は「反リップサービス」の見本だが,党員の人,支持者の人には,「共産党は改憲阻止,新自由主義革命阻止に党の命運を賭けるつもりでやってほしい」と読んでもらいたい.そのくらいの度量は持ってほしいと思う.そして,そのための決意,ガッツ,気概を.そうでなければおそらく阻止はできない.