今日(4/5)の毎日に「AI研究者『兵器開発NO』」というタイトルで,各国AI研究者60人ほどがロボット兵器開発に手を染める韓国の大学との「絶交」を宣言したという記事が目に止まりました.
ネット上の記事
技術ニュースサイト(英字)の記事
 #知の暴力
毎日の記事から冒頭部分を引用:
「世界30の国・地域の人工知能(AI)やロボット工学の研究者らは4日、AIを用いた軍事技術の研究センターを設置した大学「韓国科学技術院」について「ロボット兵器の開発競争を加速させる動きで遺憾だ」と批判、開発をしないと確約するまで絶交すると宣言した。
 呼び掛けたのは、AIの研究で知られるオーストラリアのトビー・ウォルシュ氏。ロボット研究の中村仁彦・東京大教授ら60人近くが賛同した。」

関連して,このような,新技術の軍事利用に先手を打って禁止する,というアイデアが,科学技術倫理の教科書にあるので紹介します.
Raymond E. Spier編集による“Science and Technology Ethics” (2002)の207-212ページです.