福岡県の大学関係者・研究者の共産党後援会ニュース(8月7日付け)に,次のような文章を寄稿しました.発行者の許可を得て転載します(紙と違ってこちらはハイパーリンク付き).この「後援会」に関しては,「全国区」の会議に出た時のことを,7年前の記事にも書いています.

核兵器禁止条約という前進の一方で左翼・リベラルまで国家主義に取り込まれる恐れ

長く望まれた核兵器禁止条約が,7月7日の七夕の日に,国連の会議で採択された.発効は時間の問題だろう.米・露・中の核大国に批准させ実効化するのは困難なことだが,「核のない世界」への大きな一歩だ.

核をめぐる日本の市民の焦眉の課題は,北東アジア非核地帯化(朝鮮半島と日本を非核化し,周辺の核保有国が保証)だが,朝鮮民主主義人民共和国(以下,北朝鮮)の核とその運搬手段の開発の進展は,まさにこれと逆方向への動きで深刻である.