警察がカヤックのうちの一艘を排除しようと押しかけた際に市民数名が負傷した。カソリック神父のMoon氏は村の要人とともに押し倒され、その上に人々が倒れ込んで、その要人は手を切った。ベンジーというフランス人男性は、すでにこの村に数ヶ月滞在中であったが、警察に投打され繰り返しパンチを浴びせられた。私はその現場を撮影していた一人を警察が押して坂を転がすのを見た。
ナターシャ・マイヤー(メイン州のアーティスト)とGN理事メンバーのサンヒー・チョイは、一艘のカヤックを海に入れることができた。アンジー・ゼルターが救命胴衣を来て冷たい海へ飛び込み岩場の海岸線まで泳いだ。ベンジーはウェットスーツを半分着て、彼女が溺れないようにしようと後を追って飛び込んだ。
ある時点で私は、市民たちが付近のボートハウスからカヤックを出そうとしているのを、警察がカヤックを取り囲んで引き離そうとする、その中に割って入り警察の邪魔をするように求められた。これはうまくいったが、少なくとも10〜15分間警察の手からカヤックを取り戻そうと引っ張ったその後、私はすっかり体力を消耗した。
この事態が起こった昨日の朝、村人のうち約30名および海外からの支援者でまだ村を離れていなかった者たちは、1時間かけてジェジュ市に出向いて記者会見を行い、弱腰のWoo知事に、海軍に反対して450年の歴史ある村を海軍の破壊から守るよう求めた。たくさんの数のメディアがその記者会見を取材した。その後我々は通りを横断して知事公舎まで向かったが、その中には入れてもらえなかった。
納税者である市民が彼ら自身の自治体の政庁舎から閉め出されている — 特にたくさんのメディアも一緒に同行している中での — 光景など私はこれまで見たことがなかった。韓国スタイルの罵声やシュプレヒコールがたっぷり浴びせられたあと、当局はやっと公舎の扉を開き、Kang村長、デイヴ・ウェブ(英)、藤岡惇(日本)、私、そして通訳者が中に入り知事のオフィスがある上層階に上がって要請書を提出するのを許可した。
韓国は全くの警察国家であるという考えが一日中、私の頭から離れなかった。私はそれが、我々米国が急速に向かっている体制の象徴であると思う。韓国の人々は長年この現実に向かい合ってきたが、我々米国人は、そのような体制がどんな味わいがするものであるかについて、ほとんど向き合う準備ができていない。
私はソウルから13時間の飛行のあと、立った今ニューヨーク市のケネディ空港に到着した。フェースブックのNo Navy Base on Jeju!という名のページをチェックしてみて、Moon神父からの次ぎのツィートを見た。
「2月28日、カンジョン港封鎖!今日は昨日より悪い! 警察はカヤックの保管コンテナを包囲した。海に入ることすら許さず、激しく阻止している! 今日は機動部隊が配備されているが、これは2009年ソウルでのYongsan強制追い立て時の一斉取締に動員されていたものだ。」
(*参考: http://www.youtube.com/watch?v=rZ9dzkBypx4&feature=related Yongsan暴動 http://www.youtube.com/watch?v=Wul69r5TZR8 日本での連帯アクション )海軍は警察をソウルから一度に数百人、呼び寄せた。彼らはJeju島には何の郷土愛もなく、2年の徴兵義務を果たしている兵士たちだ。だから、この2日間、約30人の村人がカンジョン村の神聖な海岸線を守ろうとして逮捕された。村人たちは我々がいる間毎日こう語った — 自分の村の海岸に立てるようにするだけでも、今やカヤックで海に出ようとすることすらも、終わりのない闘いだ!—
人々はどうしたら支援できるか尋ね続ける。最寄りの韓国大使館/領事館に電話をかけ続けるのがよいはずだ。しかし最も重要なことには、海外からもっと多くの市民の代表が緊急に村を訪れることが求められている。外国からの訪問者の存在が目立つときには、警察は村人に対する攻撃的な扱いの一部を控えなければならないからだ。
市民運動に携わる世界中の人たちに、そのコミュニティーから2〜3名をjejuに7〜10日派遣することを話合うよう、いくら強く求めても強過ぎることはない。 我々は必要な連絡の手助けができる。どうかみなさんの地域のコミュニティーでこの大きな必要性を相談してください。 その経験は決して忘れられないものになると私は約束できる。 村人は疲れ果てており、もし皆さんがそのような支援の手を持って訪れれば村は喜び沸き返るだろう。
Bruce K. Gagnon
Coordinator
Global Network Against Weapons & Nuclear Power in Space
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