イギリスの学生の,ガザの人々に連帯する活動が広がっています.OPEN ANTHROPOLOGYというサイトに,イギリスの16の大学での学生による大学占拠の報道がリンクされています.
SIXTEEN BRITISH UNIVERSITIES OCCUPIED IN SOLIDARITY WITH GAZA: Three Thousand Cheers for Student Protest!
そのうちの最新のものをここにコピーします.
Storm of student protest over Gaza gathers force
Sit-ins at 16 universities spell return to radicalism, fuelled by social networking and blogs
Anthea Lipsett & Alison Benjamin
guardian.co.uk, Friday 23 January 2009
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いろいろたどって,そのうちの一つ,当事者であるストラスクライド大学占拠学生のブログを見つけました.
http://strathclydeunioccupation.wordpress.com/2009/02/05/students-march-out-victorious/

そこの2月5日付けの「勝利宣言」を概訳してみます.
学生ら勝利の行進


終夜の大学占拠の結果,アンドリュー・ハムネット学長は次のことを容認した.


1.運転の理由でも,イーデン・スプリングス社**に今後一切発注しない.[8日深夜1時訂正]

2.Funds for 1-3 scholarships.

3.学生と大学当局とで協力して,ガザ・アピールを大学のウェブサイトに掲示する.

4.ガザ大学との長い交流関係を再確認する新聞発表を行う.



われわれはまた,BAEシステムズ*と反戦活動家学生との公開討論の場を大学が提供するという約束も取り付けた.これは,兵器産業の倫理的上の信用問題 (?? the weapons manufacturers’ ethical credentials) と,われわれ工科系学生の能力がBAEの利益のために使われていいのかという問題について議論するためのものだ.

われわれはこれを勝利とみなし,すでにこれを祝って大学一週の行進をした.われわれは意気軒昂であると同時に疲れており,来るべき戦いを見据えている.戦いは,BAEをストラスクライドから追放し,パレスチナ人の自由と正義が確保されるまで続く.

今日われわれは,最後の勝利への小さな一歩を進めた.

絶えざる連帯の気持ちで

ストラスクライド大学占拠グループ
そもそもこのようなニュースを知ることになったのは,ブログ「マスコミに載らない海外記事」の,ケンブリッジ大学法学部を占拠した学生へのある学者の演説を紹介した次の記事です.
中央アジアにおけるアメリカの戦争

イギリスの学生と言えば,以前の記事で紹介した「ファスレーン365」のイベントに参加した学生を思い出します.きっと彼らのうち何人かは,この行動にも参加しているのでしょう.

(この項追記予定)

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** 飲用水関係の企業.イスラエルとの関係で倫理的問題を追及されている模様.
*世界有数の防衛航空宇宙企業.旧ブリティッシュ・エアロスペース社.