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佐賀県公安委員会に「再質問」を提出 [反核・平和]

saga-pref-police.jpg昨日の県公安委員会への「再質問」の報告(暫定版)です。
3月13日午後、豊島ほか1名で佐賀県警本部を訪問しました。1/9 の「苦情申し出」への回答が不十分なため、再度回答を求めるためです。

前回(1/9)と同じ男性警察官C氏と、女性職員1名が応対されました。以下、やり取りの要約です。録音は断られたので、記憶とメモによります。

C: 公安委員会付き職員(警察官)
A: 9条実施アクション佐賀

A: 別紙3月13日付け公安委員会宛文書を提出し(末尾にテキスト)、前回が「答えになってない」ことを簡潔に説明。
C 結論は「警察官の不適切な対応はなかった」だが、口頭で補足的な説明をする。
A 警察が対応していない、つまり不作為そのものが「不適切」だ。そのことは前回も言った。
C 不動産侵奪罪に関しては、申し出者が当事者ではないので、対象にならない。第三者による告発なら、捜査部門へ申し出るべき。
A しかし、前回は「苦情申し出」として受け付けたではないか。
また、憲法違反の件については回答がない。仮にこれを、上と同様に捜査機関に申し出たとして、果たして捜査をやりますか?このような政治的な問題に末端レベルが対応するとは到底思えない。だから、上位機関であり、県警を「管理」する公安委員会に申し立てた。きちんと答えて欲しい。

C氏から、委員会の審議経緯などが次のように説明された。
本件の委員会での審議については、申し出の翌々日、1月11日の会議で報告があり、2月29日の会議で審議され、結論が出た。後者の議事録が出るのはひと月後になる。
1/11 議事録
2/29 議事録(暫定版)

委員会の傍聴(公開)については進展がありました。当初、公開の規定がないこと、個人情報も扱うことを理由に「非公開」と言っていました。豊島が、「行政委員会が全面非公開はおかしい、例えば教育委員会は、人事案件などの議題では、傍聴者を退席させるなど非公開とするが、一般の議題では公開されている」と指摘すると、「なるほど」という態度を示しておられました。繰り返し要求すれば、傍聴に関する規定が作られ、公開が実現するのではないかという感触を得ました。

最後に、文書の末尾にも書いた、過去2回の抗議行動の際の抗議者に対するハラスメント行為について、もし現場に警察官がおられたら、彼らに注意・警告するよう依頼しました。

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佐賀オスプレイ基地阻止行動のチラシ裏面です [反核・平和]

1401577.gif3/27追記:次回の4/13アクションのための更新版はこちら。→
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今度の3月20日の佐賀オスプレイ基地阻止行動のチラシをすぐ前の記事で紹介しましたが、その裏面に印刷する、趣旨、行動内容などを説明した文書です。PDFはこちらです(自身をダウンロードするQRコード追加)。テキスト(html)はオスプレイストップ!9条実施アクション佐賀のブログにあります。
no-osprey-enforce-art.9saga.jpg
以下、テキスト版です。
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オスプレイ基地建設工事のゲート封鎖行動にご参加を
いろんな方法で、また多面的に推進側の矛盾を突いて、佐賀空港の軍事基地化を止めよう
私たち「オスプレイストップ!9条実施アクション佐賀」は、これまで3回にわたって、「私人による法の執行」としてオスプレイ基地建設工事のゲートを紳士的に封鎖し、1月には午前中いっぱい、2月、3月には1時間ないしそれ以上、ダンプの侵入を止めました。

私たちの非暴力行動を、佐賀新聞、西日本、朝日、サガテレビなどメディアが繰り返し報道しました。(おもて面に2回のテレビ報道の動画QRコード)。参加者は3回とも30名前後と多くはありませんが、それでも、ささやかではあれ実質的な効果をあげることができました。誰でも参加できる、手応えと満足感の得られる行動です。

言葉だけではなく、覚悟を持った行動こそが説得力を持ちます。世論への訴求力・PR効果を重視しましょう。現場では、座り込み、牛歩などで、違法な工事を直接に抑止する行動をします。また、万一のリスクを避けて、直接行動ではなく周囲で応援していただくことも大きな力になります。(直接行動に参加の場合は事前に「非暴力と安全の誓約」に署名していただきます。)

このような行動は極端だと思われて、世論の反発を招くのではと思われるかも知れません。また、もし警察に拘束されたりすると面倒なことになると心配される方もおられるでしょう。
しかし前者については、これまでのテレビや新聞の報道がどちらかと言えば好意的であることからも杞憂と言えると思います。また後者については、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の格言を思い起こすべきでしょう[1]。とは言え、最初の2回の行動では、むしろ業者側がダンプ作業を「自粛」して、直接対面、対峙することはありませんでした。また沖縄での例を見ても、座り込みや牛歩で拘束される事態はほとんど起きていません。

NHKテレビの「100分de名著」というシリーズで、この1月にも再放送された「ジーン・シャープ 独裁体制から民主主義へ」という番組があります。その中で紹介され、番組テキストにも収録されている「非暴力行動 198の方法」の「物理的介入」の項目には、次のようなものがあります。

座り込みを行う/立ち尽くしをする/非暴力的侵入をする/非暴力的な介人を行う/非暴力的妨害をする/非暴力的占拠をする
(全項目は次にあります。右にQRコード http://ad9.org/uploads/docs/GSharp198methods.pdf )

岸田内閣が進める日本の軍事化は、その規模も速度も尋常ではなく、対抗すべき市民運動の側も、これまでのやり方で止められると考えるのは甘すぎるのではないか、いわば「モード・チェンジ」が必要ではないでしょうか。このままでは、いや、すでにそれに近くなっていますが、故・斎藤文男・九大名誉教授が言われたように[2]、「9条」は六法全書の中の「インクの染み」として残るだけになってしまうでしょう。

“オスプレイストップ!9条実施アクション佐賀”
          代表・豊島耕一 3/25改訂
  ブログ https://9zyosaga.blogspot.com/ 
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(憲法12条)
この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。
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[1] 母親が男の子にしばしば説く「君子危に近寄らず」は出典不明。格言ではありません。
[2] 2010年の憲法記念日の久留米市での講演。https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2024-02-12
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今度の佐賀オスプレイ基地阻止行動は3月20日13時50分集合です [反核・平和]

peace9.jpg「オスプレイストップ!9条実施アクション佐賀」の試験的ロゴマークです。イギリスCND(核廃絶キャンペーン)に起源を持つ世界的なピースシンボルに、斜めの縦棒を加えて、「憲法9条」の9と読んで下さい。

これに、日本語と英語の文字を組み合わせました。

logo-1.jpglogo-2.jpg

0320flyer2QR.jpg今度の佐賀オスプレイ基地阻止行動は3月20日13時50分集合です。右がそのチラシです。春分の日の午後になります。つまり、週末も祝日も連日工事が進められているということです。
今回は時間的にも、前2回と違って、おそらくダンプが動いている状態への介入ということになりそうです。(前回2月24日の、有志による「延長戦」で部分的には経験済みではありますが。)
もっと仲間が増えれば抗議行動、阻止行動の頻度も増やせると思います。





0310explanatory.jpg(追記)明日10日は、この工事に関して、佐賀県が防衛省に約9億円もの県有地・土砂を無償提供している問題についての住民監查請求の說明会です。
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佐賀県公安委員会は「苦情申し出」を「誠実に処理」する義務を果たさず [反核・平和]

(7日朝追記:この件を今朝の佐賀新聞が報じています。署名の栗林記者は1月9日の「苦情申し出」も取材)
その後「オスプレイストップ!9条実施アクション佐賀」として活動することになる私たちのグループは、今年初めに佐賀県公安委員会に対して、佐賀空港西側の隣接地での駐屯地工事は違法なので、県警はこれを取り締まべきであるとの申し出をしていました。これは警察法第七十九条一項に基づく「苦情申し出」の制度に則ったものです。(その文書は1月10日のブログ記事にあります。)

これに対して、同委員会から3月4日付で回答がありました。私たちの申し出から2ヶ月近くかかったにもかかわらず、「回答」と称するものには、以下に添付している通り、全く内容がありません。肝心の「申出の1点目」については、「佐賀県警察の対応に不適切な点は認められませんでした」という、短歌よりも短いわずか25字で私たちの指摘を単純に否定しただけのものに過ぎません。同条第三項には「誠実に処理」する義務が謳われており、また行政委員会という公的機関としての説明責任を負っているにも関わらず、それに全く反する対応で、到底受け入れられるものではありません。

これから会で対応を検討しますが、再度回答を求めるか、あるいは公安委員会との直接対話の道を探ることになろうかと思います。(以上の内容と公安委員会の回答は、今日午後、これまで私たちの活動を取材、報道していただいたメディアの方々にメールでお送りしました。)

以下、「回答」を文字化したものと文書の画像を続けます。
また1月9日に佐賀県公安委員会に提出した「苦情を申し出」の文章は次のリンク先をご覧下さい。
https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2024-01-10#petition

PXL_20240305_094600884.MPr.jpg回答文は以下のとおりです。
           佐公委発第34号
           令和6年3月4日

豊島耕一様
           佐賀県公安委員会 (公印)

  苦情申出に対する回答について
 令和6年1月9日に受理した苦情申出について、次のとおり回答します。

 豊島様らから申出がありました苦情申出について、佐賀県警察に調査を求め、その結果を確認しましたが、申出の1点目について、佐賀県警察の対応に不適切な点は認められませんでした。
 また、申出の2点目については、警察法第79条第1項に規定する苦情とは認められませんでしたが、警察は、公共の安全と秩序の維持に当たることを責務としており、その責務を遂行するために必要な措置を講じていくこととなる、と承知しています。
佐賀県公安委員会では、引き続き、警察活動が適切に推進されるよう佐賀県警察の管理に努めてまいります。
なお、名前が似ていますが公安委員会と公安警察とは全く別物で、関係ありません。むしろ、「警察の民主的運営と政治的中立性を確保するため」に(wiki)、警察を管理する組織として設けられたもので、そのメンバーも官僚ではなく民間人で構成されます。しかし実際にはその機能を十分果たしているとは思えず、この行政委員会をもっと衆人環視の下に置く必要があります。例えば市民による委員会会議の傍聴などにも取り組むべきです。(公開の規定がないことを理由に拒否するようですが、公開が原則の行政委員会が非公開など有り得ません。)
関連ブログ記事:県警をめぐる支配・被支配と人事権の関係図
沖縄県公安委員会メンバーの総入れ替えを

(3/10追記) 警察法七十九条の全文を以下に転載します。(本文中から警察法全文にリンク)

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夕日に映える耳納連山の絶景 [趣味]

夕日に照らされ、稜線のヒダヒダが映える耳納連山の絶景です。
DSC_5545w1800.JPG

例によって、数メートル横に移動して撮影した2枚による「スーパー3D」映像です。近景が視差が大きすぎでちょっと苦しい。しかし山の稜線の立体感を出すには、視差が小さすぎます。やはり、上空から見下ろして撮れるドローンが欲しい。
耳納連山夕日3D.jpg
追記:上空の、少し暗い色の雲が、近くにあるのがはっきり分かります。「KOKONステレオミラービューワ」を使うと見やすいです。
https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2019-10-29#viewer
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9条実施アクション、2度目の行動日、やはりダンプは1台も来ず [反核・平和]

(1401577.gif2/26 佐賀新聞の報道を末尾に追記)
速報です。今日は9条実施佐賀アクションの2度目の行動日。13時から1時間、佐賀空港オスプレイ基地工事現場のBゲートを封鎖しました。警備員と思しき人がしきりに立ち退くよう言って来ましたが、結局ダンプは1台も来ませんでした。つまり、私たちがこのゲートに立つ限り、業者はダンプ作業を「自粛」するようです。と言うことはいくらでも止められるということになります。
次回は3月20日(祝)、開始時間は再度変えて、14時から。もっとたくさんの方々の、グループの参入をお願いします。また、私たちとは独立して行動を始められる方々、グルー方も期待します。
「アクションカメラ」の動画から3コマ紹介します。(ドラレコを車から外して電池駆動)
13h18m14s.jpg13h18m16s.jpg13h58m44s.jpg
佐賀県公安委員会は、私たちの苦情申し出を真剣に考慮し、工事そのものの違法性について頭を悩ませているのでしょうか???????いまだに回答がありません。

1401577.gifさっそくサガテレビが、地上波での放映と同時にYouTubeに上げてくれています。取材クルーにはインタビュー後にお礼を言いました。

1401577.gif佐賀新聞が翌25日、写真入りで報道しました。
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1199144
sagashinbun240225.jpg
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