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「領土ナショナリズムの陥穽にはまってはならない」-- 東愛知新聞の内田論説を全面転載 [メディア・出版・アート]

1月31日の記事「『領土ナショナリズムの陥穽にはまってはならない』-- 尖閣問題での志位発言への内田弁護士の批判」で詳しく紹介した東愛知新聞の昨年12月28日の記事について、同紙の許可を得てここに全面転載します。

まず記事イメージ、次にテキストと続きます。画像はクリックで拡大します。
higashiaichi2020.12.28atBW.jpg
higashiaichi2020.12.28bt-BW.jpg
続いてテキスト。

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「米国の科学と軍産学複合体」追加情報 [仕事とその周辺]

先にお知らせしました翻訳書「米国の科学と軍産学複合体 ―米ソ冷戦下のMITとスタンフォード」に関する追加情報を、このページでお知らせします。
(原書タイトル:The Cold War and American Science ―The Military-Industrial-Academic Complex at MIT and Stanford, 著者:Stuart W. Leslie)
全国の図書館101館で所蔵(2022/1/18現在) 1401577.gif原著者序文の日付を2に追加しました。

目次
1.事項索引の追加(すぐ下)/the addition to the subject index
2.日本語版への序文のオリジナル(英語)/preface to the Japanese edition in English
3.「3月4日のマニフェスト」の日本語訳(リンク)/Japanese translation of the 'March 4 manifesto直接ジャンプ
4.組織や人物の関係を図式にしたもの(リンク)/relationships of organizations直接ジャンプ
5.1401577.gif訳者あとがきの英訳/English translation of the translators' afterwords
6.1401577.gif帯の英訳/English translation of the phrases on 'obi'

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1.事項索引に24項目の記載漏れがありました。お求めされた方にはたいへん申し訳ありません(2/18)。以下に画像イメージ(クリックで拡大)、PDFワードファイルをご案内します。PDFとワードファイルは書籍と同じA5サイズにしています。
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index-addendum.jpg

2.日本語版への序文(本書9〜11ページ)のオリジナル(英語)
 (下に続きます。)(1401577.gif日付は2020年9月24日です。)

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「『ガラパゴス』状態の日本のデモが暴政継続を許す」と題するエッセイを「反戦情報」誌に [社会]

hansenjoho437w500.jpg2023/10/15までの閲覧数1,911.感謝。 6/9 末尾にリンク増強。5/16追記:全文転載しました。
追記:内外の著名な3人の方から好評価をいただきました。
英語バージョン/English versionもあります。
A4・2段組の全文PDF(印刷向け)
#ガラパゴス風デモ
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「『ガラパゴス』状態の日本のデモが暴政継続を許す」と題するエッセイを「反戦情報」に複数回に分けて掲載します。1回目の掲載号は2月15日発行されました。
おそらく3回分割になりそうで、月刊なので終わるのは2ヶ月後、そこで各節の見出し、関連ブログ記事にリンクします。

「ガラパゴス」状態の日本のデモが暴政継続を許す
    [初回『反戦情報』2021年2月15日号、完結 同4月15日号]
       目次
 はじめに
 長く続く「暴政」
「資本−メディア−権力」の支配のトライアングル
 労働の価値と税の不可視化
 メディアと教育の支配
「日本人はおとなしい」という集団自己暗示 #文化的記憶喪失 #cultural-amnesia
 逮捕の問題--大量の"自由人"の出番
 変化を起こすには

(関連ブログ記事)内容は、以下の記事を統合したようなものです。(+α)
「ガラパゴス」状態の日本のデモが犯罪者の「逃げ切り」を許す平和研究集会での発表から「日本人はおとなしい」という集団的自己暗示からの離脱を地方公聴会での『横浜ゲート』は市民運動の歴史を作った」世界は非暴力直接行動のモードへ民主主義を補完するものとしての直接行動マイケル・ランドル氏にこそノーベル平和賞を戦争法案の強行採決を阻止するには(再掲)バンブー・ブロックは大成功(孟宗竹を使った基地ゲート封鎖)市民が逮捕を恐れなくなれば,権力は市民を恐れるポスト・トゥルース,ポスト・デモクラシーの時代の「表現の自由」
1401577.gif(2023/5/10追記)この2年前の長崎でのスピーチの書き起こし「暴政に慣れる社会にしていいのか?」はこのエッセイとかなり内容が重なり,当日のスライドも多数挿入されていますので,かなり読みやすいかと思います.

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ホームレスの人たちへの食事の提供に遊休の劇場が使われる--パリ [メディア・出版・アート]

今日、NHK-BSでレピートされたフランス2のニュースで、パリのホームレスの人たちへの食事の提供が遊休の劇場で行われている様子が紹介されました。コロナの外出制限で劇場もほとんど催しが行えず空いているので、支援団体がそこを借りでホームレスの支援活動をしているという話です。その劇場というのは、パパン通り3の2番地のゲテ・リリック(La Gaîté Lyrique, 3bis Rue Papin)。NHKの編集ではトップでしたが、フランス2のサイトで見直してみると、3番目ぐらいですが、やはり番組の前の方でした。日本のニュース番組でこのような活動が取り上げられることがほとんどないので、とても印象に残りました。行政に関しても、日本でこのような取り組みをしている団体が公園の利用を自治体から断られたり、故意に障害物を置いて妨害されたという話を聞きます。

今日のニュースウオッチ9ではベトナムからの技能実習生の苦境を詳しく伝えていました。とても優れた報道だったと思いますが、ホームレスやそれに近い人は、日本人にもいるでしょう。だいぶ前、「年越し派遣村」という取り組みがあり、この年末も同様な支援活動が行われたと思いますが、これらの活動について、報道はされたでしょうか。
1.jpg2.jpg 4.jpg5.jpg gaitelyrique.jpg11.jpg ↑ このストリートビューへ
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「自宅療養」という名で医療を絶たれた人が3万人超、すぐに対策を [社会]

下の写真は2月10日付けの「社会新報」、甲府市議による記事。「自宅療養」という言葉が使われるが、「療養」などではない。要するに医療を受けられない、放置されているということ。おとといの毎日にも1月20日時点で3万5394人とある(下に部分引用)。

江戸末期の久留米藩を題材にした小説「天に星 地に花」にも疱瘡(天然痘)という感染症流行の話が出てくるが、罹った家族を別の部屋に閉じ込めるしかないという状況が描かれる。筑後平野の真ん中に花立山という小高い丘があるが、そこに連れて行って放置するという事態も。まさか現代にこのような、医療を受けられない人が大量に生じるという、まさに野蛮状態が再現することなど思いもよらなかった。この1年間、何をしていたのか?

7.jpg少なくともなんらかの症状のある人は全て医療が受けられるように、例えば体育館や見本市会場に大量にベッドを入れて巡回診療するとか(2/18追記:アメリカではやっている。右の写真、毎日「医療プレミア」2月18日の記事)、何か方法を見つけるべきだろう。関係者(政府、各政党、自治体、医療者団体・・・)は至急考えてほしい。

6日の「毎日」の「クローズアップ」から:
自宅療養者数は年末から年始にかけて急増している。厚生労働省によると、12月23日は9524人だったが、1月6日に1万7484人となり、1週間後の13日には3万230人になった。同月20日には過去最多の3万5394人に。同月27日は2万6130人とやや減ったが、自宅療養者は依然として多い。
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先ほど見た、NHK衛星がレピートする海外放送局のニュース、ポルトガルがひどい状況になっているが、重症患者を国境をこえて運んで治療するという話も出ていた(確かフランス2)。前の記事に書いたように、新幹線を「救急列車」に仕立てれば、重症患者用の空きベッドを探すのも少しは楽になるのではないか。
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