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原子力規制委員会で意見陳述 [仕事とその周辺]

seating.jpg1401577.gif2/11追記:福岡核問題研究会のプレスリリース,同じく印刷向けPDF おまけ:隣室の会合は?
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先日お知らせした、玄海原発再稼働許可に対する規制委への審査請求での意見陳述会は、昨日、六本木の原子力規制委員会で開かれました。こちらから北岡、三好、豊島の3名と東京の木村雅英さん(傍聴)、相手方2名、それに審査側4名、それに速記者1名の、計11名の「密室」、一般の傍聴もメディア入室も許されません。写真撮影も不可、許されたのは録音だけ、という、およそ時代錯誤のような条件でした。

こちらの審査請求項目は以下の8点ですが(詳細は福岡核問題研の記事参照)、このうち、2から5までの問題について3名で意見陳述をしました。私は2の防災・避難の問題と5のトリチウム放出の問題について10分強発言しました。
 (1)原子力利用における国際的な基準ついて
 (2)原子力防災の有効性が全く検証されていな問題について
 (3)過酷事故時の水蒸気爆発リスク対策において瑕疵がある
 (4)再臨界の可能性について
 (5)通常運転時の健康被害について全く検討していない
 (6)審査書(案)に対する御意見への考え方問題
 (7)原発等を破壊行為から守る対策について
 (8)基準地震動の設定値の問題

3名の発言とスライド(直前にプロジェクターが使えないと言われ、プリント配布)は後日福岡核問題研究会のサイトに上げられますが、とりあえず私の分だけをここで公開します。

豊島の分
原発避難問題についてのスピーチ原稿
トリチウム放出と白血病についてのスピーチ原稿
スライド

他の陳述者の分
 三好 スライド 陳述原稿 
 北岡 スライド 陳述原稿
     https://1drv.ms/u/s!Al6bSW40ynU5mzX0UVvIAtZiGut1?e=u2ZetD
   (「行政機関の原子力規制委員会に望まれていること」と題する文書を含む)
2)当日の追加提出資料:岡本良治ほか「炉心溶融物とコンクリートとの相互作用による水素爆発,CO爆発の可能性」,科学(岩波書店),2014年3月号,pp.355-361.
 http://jsa-fukuoka.sakura.ne.jp/shiryo/Kagaku_201403_Okamoto_etal.pdf
3)審査請求の関係書類一式「審査請求書(2017.4.17),弁明書(2019.9.18),反論書(2019.10.11),事前質問(2020.1.17)」は次のリンクからダウンロード可.
 http://jsafukuoka.web.fc2.com/Nukes/kikaku/files/b62732674593605ef0df25fb6959671a-113.html

IMG_1502w2800.jpg今回の審査で、審査される側(被告)と審査する側(裁判官)がどちらも規制庁の職員ということ、非公開制など多くの問題を感じたので、川田龍平議員にこのことを訴えるために参議院議員会館に行きました。川田氏は国会の行政監視委員会の委員長です。私たちの話をよく理解してもらえました。



原子力規制委員会が入るビルのエントランス(ストリートビュー)

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