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「一揆」を素材にした小説 [メディア・出版・アート]

「一揆」を素材にしたドラマが不在だと従来から言い続けていましたが、ごく最近創作・発表されていました。帚木蓬生の『天に星、地に花』は、このブログでも最近頻繁に触れている、久留米藩の宝暦一揆をテーマにしたものです。発表が2014年、文庫化が2017年、気づくのが少し遅れました。作家は同郷の筑後地方、しかも高校の(かろうじて)先輩ということで、たいへん誇らしい思いです。
数日前に本を買ったばかりで、読むのはこれから。文学賞を取った時のインタビュー記事「歴史小説の執筆動機は『庶民書かない作家への腹立たしさ』」とあります。これはまさに私の長年の「恨み」でもありました。
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前の記事の中に紛れ込ませて紹介した高齢者学級のプリントは、この小説の発表の2年前ということになります。何か繋がりがあるかも知れません。
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1401577.gif関連情報:「帚木蓬生 久留米藩三部作の世界」小郡市大板井の野田宇太郎文学資料館で6月11日まで(西日本新聞、5月31日)
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2020年6月3日追記:この小説と久留米藩一揆に関する後続記事
260年前になぜ6万人もの農民が集まれたのか
260年前になぜ6万人もの農民が集まれたのか(その2)
有権者は、260年前の久留米藩の百姓のように「こんままじゃすまん」結果を出して欲しい
「打ち壊し」の言葉こそないが,今日の毎日の水野論文は衝撃的
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関連過去記事(2019/3/25)
「日本人はおとなしい」という集団的自己暗示からの離脱を

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