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シュワルツェネッガーからロシアの人々への訴え - Обращение Шварценеггера к российскому народу. [反核・平和]

このスピーチには不正確な部分もあります。末尾に追記しました。(3/19)
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シュワルツェネッガーはロシアの人々へ、特にロシアの軍人に渾身の訴えをしています。9分16秒の動画。必見、必拡散です。自分の子供の頃、ロシアのヒーロに憧れたことから語り始め、そして彼の父がナチの軍隊の一員としてレニングラードに行き、体と心に深い傷を負ったことを述べています。同じことをするな、と。
https://twitter.com/Schwarzenegger/status/1504426844199669762
schwartzneger6m30s.jpg
Шварценеггер обращается к российскому народу, особенно к российским военным. Шварценеггер начинает с рассказа о своем детском увлечении русскими героями. Затем он рассказывает, как его отец отправился в Ленинград в составе нацистской армии и получил глубокие физические и эмоциональные травмы. Не делай того, что сделал мой отец, - говорит он.

Schwarzenegger makes his fullest appeal to the Russian people, especially to the Russian military. Schwarzenegger begins by recounting his own childhood fascination with Russian hero. He then describes how his father went to Leningrad as a member of the Nazi army and suffered deep physical and emotional scars. He said, "Don't do what my father did.

6'30"あたりからの字幕をコピー。英語オリジナル、DeepLによる英訳、ロシア語訳と続きます。
Picking up from subtitles;
When he left Leningrad, he was broken, physically and mentally,
He lived the rest of his life in pain.
Pain from a broken back.
Pain from the shrapnel that always reminded him of those terrible years.
And pain from the guilt that he felt.

レニングラードを発つ時、彼は心身ともに壊れていた。
彼は残りの人生を苦しみながら生きていった。
背骨の骨折による痛み。
榴散弾による痛みは、いつもあの恐ろしい年月を思い出させる。
そして、その罪悪感からくる痛み。

Когда он покинул Ленинград, он был сломлен физически и психически,
Остаток жизни он прожил в муках.
Боль от сломанной спины.
Боль от осколков, которые всегда напоминали ему о тех страшных годах.
И боль от чувства вины, которое он испытывал.
第一次大戦の際、アインシュタインは戦争に反対して、「2%の人間が兵役拒否すれば、政府は戦争を継続できない。なぜなら政府は兵役対象者の2%の人数を収容する刑務所を保有していないからだ」と発言したと言われます(6年前のブログ記事参照)。ロシアの兵士たちに、戦場に行くよりは牢屋に行け、と訴えましょう。
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Deadline News というメディアがこれを報じています。
https://deadline.com/2022/03/arnold-schwarzenegger-russia-ukraine-1234981238/

3/19追記
このスピーチには不正確なところもあります。3'33"経過からの次のくだりです。
I know that your government has told you that this is war to denazify Ukraine. Denazify Ukraine? This is not true. Ukraine is a country with a Jewish president, I might add, whose father's three brothers were all murdered by the Nazis. You see, Ukraine did not start this war. Neither did nationalist or Nazis. Those in power in the Kremlin started this war. This is not the Russian people's war. No. As a matter of fact, let me tell you. What you should know is that 141 nations at the U.N. voted that Russia was the aggressor.

(DeepLの助けを借りた訳)
あなた方の政府が、これはウクライナを非ナチ化するための戦争だと言ったことは知っています。ウクライナを非ナチ化する?それは本当ではない。ウクライナはユダヤ人の大統領がいる国です。付け加えるなら、彼の父親の3人の兄弟は全員、ナチスに殺されました。この戦争はウクライナが始めたのではないのです。民族主義者でもナチスでもない。クレムリンの権力者たちがこの戦争を始めたのだ。これはロシア人民の戦争ではありません。違う。実際、言わせてください、国連で141カ国がロシアが侵略者であると投票したことをあなた方は知るべきです。
しかしウクライナのネオナチ勢力というのは実在するようです。例えば、2014年の「オデッサの悲劇」と言われる事件があります。南部の都市オデッサでクーデター政権を批判する市民のデモ隊が頻発。これに政府与党の支援を受けるネオナチ集団が襲いかかり、デモ隊を建物内に誘導して200人もの市民を焼死させ、逃げる市民を撃ち殺すという事件が起きました。
「長周新聞」2022年3月8日付けの記者座談会は、この事件も含め、この戦争を詳しく論じています。
https://www.chosyu-journal.jp/kokusai/22918
もちろん、このことがロシアのウクライナ侵攻を正当化するものでないことは、この「座談会」の参加者も認めるところです。
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コメント 2

宗純

もし本当に、シュワルツェネッガーの父がナチの軍隊の一員としてレニングラードに行き、体と心に深い傷を負って、
同じことをするな、と。渾身の訴えをしているなら

「ロシアの人々へ、特にロシアの軍人に」にではなくて、ウクライナのアゾフ大隊などネオナチにこそピッタリ
歴史は今年2月24日のロシア軍ウクライナ侵攻で始まったのではなく、2014年のネオナチのマイダンクーデターから始まっているし、
もっと言えば2004年のインチキ臭いカラー革命から続いているのですよ。ゼレンスキー大統領は一般市民だけではなく刑務所の囚人にまで武器を配っている事実は憂慮すべきで危険な事態でしょう
by 宗純 (2022-03-18 11:24) 

yamamoto

その通りですね。ウクライナ側にもメッセージを送って欲しいですね。
by yamamoto (2022-03-18 11:37) 

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