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東京都の市中感染者は70人に1人(8月第4週推定) [社会]

追記:神戸大の牧野淳一郎氏が詳細な分析をしています。
「東京と日本の現状と今後」(2021/8/28)
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東京都は「戦略的検査強化事業」として、繁華街・飲食店・事業所・駅前・空港などで定期的にサンプリング検査(抗原検査かPCRかは明記なし)を実施、ウェブで公表している。しかしそのデータは、そのページの一番下にひっそりと、エクセル・ファイルへのリンクがあるだけである。しかも、そのurlも容易に取得出来ないようになっている。(次をクリックしてダウンロードし、ファイル情報を見るとDL元のurlが分かる。)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/kensa/kensuu.files/syousaisenryakukensa.xlsx

人数だけの表なので、右に陽性率の欄を追加し、対数目盛りとリニア目盛り(通常目盛り)のグラフにしてみた。(クリックで拡大)
syousaisenryakukensa-graph.jpg
横軸が週、縦軸が陽性率である。最新の、8月第3週の0.89パーセント、つまりほとんど100人に1人という恐るべき高率である。もう一つ恐ろしいことは、7月第4週あたりから、「見事な」指数関数に乗っている、ということだ。週ごとに約1.6倍。これをそのまま延長すると、今現在70人に1人という足もすくむような値になっている。サンプリングの無作為度がどの程度か分からないが、実態を相当反映していることは間違いないだろう。

この数日、東京など首都圏の「感染者数」が横ばいになったような数字が発表されているが、実はこれは検査が「飽和」している、つまり数え切れていない、という可能性が高い。

単純に都の人口1,400万を70で割ると20万となる。もはや最も厳しいロックダウンしかありえないのではないか。もちろん大量検査(全都民検査)も必須である。予想される大量の陽性者を隔離・保護するための大規模避難所の開設と併せて。これは多少「密」でもOK。避難者どうしの会食も可。
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関連記事[指数関数の解説など]「爆発的拡大=指数関数の怖さ」...去年3月の記事です。
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