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住民を帰還させている「年20ミリシーベルト」を体感して下さい [仕事とその周辺]

tvasahi181026.jpg昨日,高線量地域に帰還させる政策を取っている日本に,国連人権理事会がこれをやめるよう求める声明を出したというニュースが26日に流れました.
子供や女性は帰還しないで 国連の声明に政府は懸念(TV朝日)

国連報告者、福島事故の帰還で日本を批判(日経)
1401577.gif28日追記:毎日と赤旗の26日から今日までの紙面をチェックしましたが,1行もなし.重大な隠蔽です.ウェブ上で見つかるのも日経だけ.)

これに関して日本政府が「特別報告者の指摘は誤解」と反論しているとのことですが,これをおしどりマコ・ケンさんが的確に批判しています.
http://oshidori-makoken.com/?p=3757

要するに政府は,「ICRP2007年勧告は年間の被ばく量で20ミリシーベルトから100ミリシーベルトまでとしているが,その最低値の20ミリシーベルト以下にしている」と言うが,これは政府の「現存ひばく状況」という解釈と矛盾している,というのです.つまり,「現存被ばく状況」の範囲は年間1から20ミリシーベルトなので,最低値ではなく最大値になっている,ということです.
ややこしい話で,またICRP勧告というものも「業界より」との批判もあるのですが,そのICRP勧告ですら政府官僚はちゃんと理解していないということです.官僚システム特有の人事異動システムのため,新任の人がまともに勉強するヒマがなかったということでしょうか.

さてこの「年間20ミリシーベルト」ですが,自然放射線は1ミリ程度ですから,その20倍というとんでもない値です.でもすぐに病気になるわけでもないし,痛くも痒くもないので,危険を感じにくいのでしょう.それを「体感」するには,ガイガーカウンターの鳴りかたを見る(聞く)のが一番ということで,3.11直後からそれをYoutubeで公開しています(その時のブログ記事1ブログ記事2).この際,再度これにリンクします.(追記:当然土壌も汚染されているので,食物や水からの内部被曝が追加されます.)

まず,平常値.


年間約19ミリシーベルト相当

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