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無人島のために殺し合いゲームまでしなければならないのか? [反核・平和]

自治会の業務で数軒の戸別訪問をすることがあり,時間・空間の有効活用ということで9条改憲反対の「3000万人署名」を携えた.もちろん「こちらの方は自治会とは関係ない個人としてのお願いです」と断るのを忘れてはいけない.拒否や反発も覚悟したが,今日接した4名が4名とも快く署名してくれた.ちょっと意外だった.議論を持ちかけられれば応じるつもりでもいたが,その機会はなかった.

miyako.jpgもし議論になれば,南西諸島への自衛隊配備の問題はよい材料になるだろう.改憲反対の人でも,「専守防衛なら」ということで自衛隊を容認する向きが多そうなこの頃だが,それは「外国に攻められた時はどうするのか」という“仮定の話”に影響されて,というケースが多いだろう(関連記事:「防衛」と「侵略防止」).しかしこの問題設定が現実離れしていることは,尖閣諸島をターゲットにした宮古島への自衛隊配備を考えれば分かるはずだ.日本版海兵隊とも言われる「水陸機動団」新設や佐賀空港へのオスプレイ配備もこの戦略の一環だ.つまり日本の軍拡の焦点の一つが,住民やその暮らしを守ることではなく,誰も住んでいな絶海の孤島を「守る」ことなのだ.(右の画像は動画「本当にこれでいいのですか? 宮古島」から)

saga-osprey.jpg果たして無人島の領有権問題を巡って,例えば中国の軍隊がこの島に上陸したり,基地を作ろうとした時,中国と日本の若者同士は殺し合いをするべきなのか?国際司法裁判所などの法的手続きに委ねるための忍耐を持つことは許されないことなのか?韓国との間で争いがある竹島/独島も,やはりいざとなれば殺し合いのゲームに持ち込むのか?

関連サイト:
琉球弧ピースネット
https://www.facebook.com/groups/1932029263697871/

動画:このままでは軍事要塞化される宮古島 島嶼防衛の下、ありとあらゆる兵器が宮古島にやって来る! (「離島の陸自配備に反対する人達」作成,17分,本文中にもリンク)
https://youtu.be/J6TdQK4jjmo

佐賀空港にオスプレイが配備された場合の行動半径を示す図を含むスライドは,沖縄でのシンポジウムでの筆者のプレゼンテーションを参照下さい.
http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2016-12-13
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