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「サモトラケのニケ」の超3D写真 [趣味]

参院選終盤と都知事選前半とにオーバラップする期間,旅行をしていました.ヨーロッパの夏の音楽祭めぐりという贅沢(わずかながら,電話掛けなどで選挙にコミットすることはしましたが・・・).

久しぶりのヨーロッパで,やはりいろいろ印象に残ることは多くありますが,その中からほんのちょっとだけ.(その2その3)

メインのお目当ての一つはキッシンゲン音楽祭(Kissinger Sommer)のグリゴリー・ソコロフのピアノ.このピアニストを知っていたというわけではなく,一筆書きのルートにちょうど聴きたい曲目があったので選んだのですが,どうやらすごい人らしい.

ここではその音楽以外の話で感心したことをひとつ.コンサート開始前のロビーで赤ワインを注文したら,大きなグラスに結構な量で,とても飲みきれない.もし全部飲めば恐らく寝てしまう.半分ほど飲んで”私には多過ぎた”とカウンターに返すと,なんと後まで(休憩まで)取っておいてくれるとのこと.紙に自分の名前を書いて渡しました.実際,残りを休憩時間に飲み干しました.

最大のお目当てはオーストリア・ホーエネムスという小さな町での「シューベルティアーデ」という音楽祭.その名の通りシューベルトやロマン派の音楽が中心に取り上げられます.目的のトーマス・ハンプソンのシューマン歌曲には十分満足しましたが,その前日に開かれた,若手歌手とピアニストの7組の演奏会も聴けました.皆うまかったが,「美しい水車屋の娘」を歌ったテナー(Manuel Gómez Ruiz)と,シューベルトとマーラーを歌ったメゾソプラノ歌手(Martina Gmeinder)は圧巻でした.大物になりそう.

行程最後はパリ.ルーブルにも足を運びました.やはり「サモトラケのニケ」とモナリザには大勢の人だかりです.ニケの「スーパー3D撮影」を試みました.と言っても手持ちのカメラで横に数歩移動して2度シャッターを切るということです.右の写真を右目で,左の像を左目で見て下さい.(ドラッグ・ドロップで画像ファイルが保存できます.)
nike-stereo.jpg

(撮影方法の説明)
撮影法.jpg

右目と左目の間隔が1メートルほどの巨人になって見るようなものなので,立体感だけでなく対象がミニチュア化されて感じられます.そのためおみやげショップで売っている縮小コピーのように見えるかも知れません.もちろん実際は巨大で堂々たるものです.
1401577.gif後の記事にある手作り3Dビューワーだと容易に立体視できると思います.
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コメント 2

JUNSKY

このブログ記事の表示写真のまま
中に仕切り板を入れて、左目と右目で一緒に見たけど
脳内で一つの画像に合成されず、ずっと2枚それぞれが
見えていて立体視できませんでした。 (-_-;)
by JUNSKY (2016-08-05 12:12) 

yamamoto

残念.像が3つ並んで見えるようになれば成功なんですが.そのまん中のものが立体像です.レンズ付きのビューワーを使えば問題ないんですが.
by yamamoto (2016-08-05 12:52) 

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