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地震の時の制御棒挿入時間の疑惑 [仕事とその周辺]

ks.jpg規制委員会の審査で白抜きされている部分に,疑惑があります.次をご覧下さい.
「耐震性データの疑惑について」1401577.gif2016年4月リンク更新バージョンに差し替えました.旧・昨年8/11版
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(2015/8/11追記)上記スライドを作った北岡逸人さんのコメントを(一部編集して)以下に転載します。なお,関電の「制御棒挿入性評価について」という文書に応答倍率法(簡易評価)の説明があり,理解の助けになります.(ただしここでの評価は応答倍率法によるものではありません.)
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川内原発が8月11日にも起動予定であることが九州電力から告知されています。しかし、起動後に大変重要な「原発を止めるためのブレーキである制御棒」について、大地震などの時にブレーキとして使い物になるのか懸念される様な疑惑があるのです。 大地震などの際に原発を緊急停止できず、重大事故に発展する恐れが高まる訳です。

 元々、九州電力の耐震性評価などに関するデータの隠蔽が問題になってきました。一部開示されているデータからだけでも、重大な耐震性の問題が見え隠れするのです。 その問題を追及していて、現在非公開にされているデータで重要なものの幾つかが、以前の耐震評価の際には公開されていたデータの中に見つけることができました。

 それらのデータは現在も原子力規制委員会のサイトで公開されているものですが、それらの過去の耐震評価データから今の耐震評価の問題の詳細が見えてきたのです。

 加えて、制御棒については実際に振動台の上で揺らして実験してみた報告書があり、(この実験方法や評価には多くの問題があるのですが)参考になるデータもあります。

 これら今の(620ガル)での耐震評価と前の(540ガル)での耐震評価を比べ、実験データを使って分析すると、とても不自然な事実(データ)が存在するのです。

 元来270ガルで設計した川内原発1号です。今や620ガルに耐震基準を上げて、制御棒の耐震性に関する余裕を食いつぶしてきた結果、耐えられなくなったようです。 その事実が耐震評価で見えてきた時、正直に事実を記載することができなくなって、データを弄ってしまったのかもしれません。「認可」を得るために事実を隠蔽して。

 とにかく、すでに公開しているのと同様の重要データを隠す理由は成り立ちません。制御棒が大地震に耐えられなくて燃料集合体に挿入できなければ緊急停止できません。ATWS (Anticipated Transient Without Scram:スクラム失敗を伴う予期された過渡事象)という最悪の事故の一つと考えられている、重大な問題が発生する要因になりえます。

 しかし、このような「原発を止められない」場合の事故を九電は想定していません。冷却水が太い配管が壊れて大量に漏れる事故想定も原発が止まっていることが前提です。核分裂反応が続いているままに漏れたら「炉心溶融までの時間・水素などのガス発生量、圧力や温度の上昇率・放射能の発生量や強度」などが停止した場合と違い悪化します。

 さらに、30年以上の経年劣化により制御棒の挿入時間が遅くなる場合が検討されて、最悪の場合は少し時間が遅くなるが規定時間に収まるので大丈夫と評価されたようです。これも誰も実際に確かめた訳ではないので、耐震基準の引き上げと加われば脅威です。(地震動が大きくなると挿入時間が遅くなるが経年劣化による時間遅れまで加わるため)

 以上、詳しい解説記事をわかりやすくまとめることができないで申し訳ありませんが、上記リンクから説明用のプレゼン資料をダウンロードして、お読み頂ければ幸いです。

 なお、8月11日9時45分に九州電力本店に上記の耐震疑惑問題で情報公開を求め、重大な疑惑(危険性)がある原発を起動しないよう緊急の申し入れを予定しております。
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