「原発事故 緊急対策マニュアル」の中の線量計算について [仕事とその周辺]
「原発事故 緊急対策マニュアル」が間もなく書店に並びますが,今日の福岡の緊急シンポでは一足早く販売されたようです.あんくるトム工房さんが紹介されています.
http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/1159
4章の「重大事故はどのようにして起こるか」の最後のところに,事故原発から風下での線量計算があります.この計算の中味を知りたい方のために,テクニカル・メモを作りました.次に公開します.(理工系の方向けです.)
http://www003.upp.so-net.ne.jp/maytime/other/tecnoteDOSE.pdf
22年前のオリジナル版(旧版)の時にきちんと作っておくべきでしたが,当時と違って多くの方が読まれると思いますので,今回作成することにしました.当時のメモやパソコンのプリントアウトなどをもとに,なんとか思い出しました.もし中味についてお気づきの点があれば,どうぞお知らせ下さい.応援のクリック歓迎
次は旧版の該当図です.新版ではレムをシーベルトに直しています.
http://yaplog.jp/uncle-tom-28/archive/1159
4章の「重大事故はどのようにして起こるか」の最後のところに,事故原発から風下での線量計算があります.この計算の中味を知りたい方のために,テクニカル・メモを作りました.次に公開します.(理工系の方向けです.)
http://www003.upp.so-net.ne.jp/maytime/other/tecnoteDOSE.pdf
22年前のオリジナル版(旧版)の時にきちんと作っておくべきでしたが,当時と違って多くの方が読まれると思いますので,今回作成することにしました.当時のメモやパソコンのプリントアウトなどをもとに,なんとか思い出しました.もし中味についてお気づきの点があれば,どうぞお知らせ下さい.応援のクリック歓迎
次は旧版の該当図です.新版ではレムをシーベルトに直しています.
2011-04-18 00:05
nice!(1)
コメント(3)
トラックバック(1)
ご紹介いただきありがとうございます。
原発事故対策マニュアル たくさんの方が利用してくれるといいですね。
私のブログでも 原発事故を追いかけましたが、とても参考になりました。
by あんくるトム (2011-04-18 02:00)
米国の文献を参考にしているようですが、この図は当てになるのですか?
放出量も放出期間もはっきりしないし。
風下20km地点で300rem(=3000mSv)近くになるのか、と。
http://www.nrc.gov/reading-rm/doc-collections/nuregs/staff/sr0654/r1/sr0654r1.pdf
プルーム被ばくを考慮した防護区域(10マイル圏)の根拠として、
「ほとんどの炉心溶融事故の場合でも、10マイル圏外なら防護活動指針レベルを超えない」
「最悪の炉心溶融事故の場合でも、10マイル圏外なら直ちに生命に危険を及ぼす線量は生じない」
旨が書いてありますが。原文12ページ、PDFの18/153ページ。
防護活動指針レベルはこれのこと。原文2-6ページ、表2-1。
http://www.epa.gov/rpdweb00/docs/er/400-r-92-001.pdf
一般公衆が防護活動として避難または屋内退避を実施する目安は全身線量で1~5rem(10~50mSv)。
で、先の文書では
「ほとんどの炉心溶融事故の場合でも、10マイル圏外なら防護活動指針レベルを超えない」
と言っていますが。
by latter_autumn (2011-04-18 20:03)
いろいろと文献を教えていただきありがとうございます.これから時間を見てチェックさせていただきます.
なお,放出期間は本文(4章は旧版と同じです)にあるとおり,one-shotです.放出量はテクニカル・メモに引用したとおりです.
by yamamoto (2011-04-18 20:26)