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チェルノブイリ事故後の甲状腺ガン [仕事とその周辺]

テレビでは,甲状腺ガンのリスクを過小評価する,つまり隠すような言説があるというので,チェルノブイリ事故についての国際共同研究報告書からグラフを一つ転載することにします.次の本の219ページ,「ベラルーシの青年・大人の甲状腺ガン」の論文の中です.今中哲二編「チェルノブイリ事故による放射能災害—国際共同研究報告書」,技術と人間,1998年(クリックで拡大出来ます.)
DSC_2621s.gif
佐賀大学図書館にあります.福岡県では5つの公立図書館が所蔵.
http://www2.lib.pref.fukuoka.jp/wo/crs/crs
また,この一つ前の論文「ベラルーシの子供の甲状腺ガン」は今中氏のサイトに全文出ています.
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/J-Version.html
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コメント 5

もーもー

放射性ヨウ素の半減期が8日なので、適切な出荷制限措置により2-3カ月出荷を停止すれば、かなり影響を少なく出来ると思われます。

しかし、政府は放射性ヨウ素の影響を軽視し、基準を緩めることでほぼ全通しの方法を取りました。今後、取り返しのつかない問題が起こると思います。対処できる数少ない事柄にすら全く対処しなかった事で、今後問題視されるのは明白です。
by もーもー (2011-04-08 16:16) 

Ladybird

 原発事故後20年を経て発症する「小児甲状腺ガン」って,その小児(年齢は?)は,いつ,どのように被曝したんでしょうね.
by Ladybird (2011-04-10 03:00) 

Ladybird

 すみません.今中氏のサイトを見てみました.
 わかりにくいデータですね.
by Ladybird (2011-04-10 03:05) 

おれおれ

肝心の「ベラルーシの青年・大人の甲状腺ガン」が読めないのでどういう条件のグラフなのかわからん。
by おれおれ (2011-04-18 08:46) 

shinsai

20年を経て発症する「小児甲状腺ガン」の被害者がいつ被ばくしたかということは少し補足が必要でしょう。1986年4月26日の事故から25年経ちましたが未だにチェルノブイリから放射性物質は漏れています。事故直後大量に飛散した放射性物質で半減期の長いものは環境に残っています。従って、チェルノブイリ周辺地域は事故後25年経っても被ばくのリスクがあります。被ばくという現実は現在進行形の出来事で福島も将来にわたり長く日本人を苦しめる可能性があります。もしチェルノブイリ事故が過去の終わった出来事と認識するとしたらそれは正しくありません。石棺工事の構造物は25年経って老朽化が顕著で原発全体を封じ込める機能はかなり失われています。さらに大きなドーム状の強固な構造物で覆う作業が進められていますが工事完了が何年先のことなのか私もよく知りません。
by shinsai (2011-04-20 15:50) 

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