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待望論でなく警戒のホイッスルを [社会]

今日の西日本のコラム「政治考’10」に,「危うい『英雄待望論』」とのタイトルで,小沢待望論の根拠のなさが手厳しく批判されている.ネット上にも,「敵の敵は味方」とばかりに,小沢持ち上げがはびこっているが,その向きにはぜひこの署名入りの評論を参考にして欲しい.

何カ所かアンダーラインを引いてみると・・・
次期総理に名乗りを上げるか否か.小沢氏は本心を明かしていない*.周囲は期待と疑心暗鬼に包まれる.虚実入り交じった「小沢神話」が拡大再生産されていく.小沢流の政治手法なのだろう.
 気になるのは,「神話」の虚実を加味せず,ムードだけで評価する民主党内の一部の空気だ.
・・・だが,「小沢首相」ならすべての問題を鮮やかに解決できるという根拠はない.
・・・今の内閣ではダメだ,とにかく小沢氏しかいない—.これでは思考停止だし,幻想の世界である.
危うい「英雄待望論」は,新旧権力者の作法“劣化"とも無縁ではない気がする.8ヵ月で政権を投げ出し,政界引退まで宣言したのに今やキングメーカー気取りの前首相,急激な円高株安が進む白昼,支持獲得のため公務を抜け出し新人議員と面会する現首相—.
小沢待望論を述べるブロガー連は,それが幻想の世界の話ではない根拠を明確にして欲しい.

ネット世論の役割は,待望論などではなく,菅にせよ小沢にせよ,代表選後の政権が引き起こすであろう危険を様々に予測し,警戒のホイッスルを鳴らすことではないか.応援のクリック歓迎

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* 26日午前中に小沢代表選出馬のニュースが流れた.
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