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普天間問題での元CIA顧問の意見 [社会]

ダイヤモンド社のサイト「ダイヤモンド・オンライン」5月7日付けに,チャルマーズ・ジョンソン 日本政策研究所所長のインタビュー記事が載っている.

元CIA顧問の大物政治学者が緊急提言 / 「米軍に普天間基地の代替施設は必要ない! / 日本は結束して無条件の閉鎖を求めよ」

いちいちもっともな,胸のすくような言葉の連続だ.特にスカッと来る部分を引用しよう.鳩山首相だけでなく,社民党の福島さんにも是非読んでもらいたい.応援のクリック歓迎
米軍基地は世界中に存在するが、こういう状況を容認しているのは日本だけであろう。もし他国で、たとえばフランスなどで米国が同じことをしたら、暴動が起こるだろう。
日本にはすでに十分すぎる米軍基地があり、他国から攻撃を受ける恐れはない。
中国の脅威などは存在しない。それは国防総省や軍関係者などが年間1兆ドル以上の安全保障関連予算を正当化するために作り出したプロパガンダである。
米国政府はグアム住民の生活や環境などへの影響を十分に調査せず、海兵隊の移転計画を発表した。そのため、グアムの住民はいま暴動を起こしかねないぐらい怒っている。グアムには8千人の海兵隊とその家族を受け入れる能力はなく、最初から実行可能な計画ではなかったのだ。
   以上2ページ目
普天間問題で日米関係がぎくしゃくするのはまったく問題ではない。日本政府はどんどん主張して、米国政府をもっと困らせるべきだ。これまで日本は米国に対して何も言わず、従順すぎた。
同じ日本人である沖縄住民が米軍からひどい扱いを受けているのに他の日本人はなぜ立ち上がろうとしないのか、私には理解できない。もし日本国民が結束して米国側に強く主張すれば、米国政府はそれを飲まざるを得ないだろう。
   以上3ページ目  応援のクリック歓迎

ページ右上には,かの竹中平蔵の講演広告があり,新放任主義(一般には「新自由主義」という美名で呼ばれる)のメディアと思われるが,このインタビュー記事に関する限り,他のどんなメディアよりもラジカルだ.「左」だ.
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Runner

ご紹介の方の意見は少数意見でも何でもなく、実は、在日米国人の人に聞いてみれば、ごく普通に昔から言っていることなのです。
かのデイブ・スペクターさんも「米軍基地なんか日本に要らない」と以前発言していました。
主張しないと米国人に軽蔑されるだけですよ。

ところが、不思議なことに、なぜか、わが国のマスコミでは「米国の言う通りにしないと大変な目に遭わされる」という意見が繰り返し流されており、宮台真司さんのような人まで真顔でそう言っているような始末。
強い者にはペコペコし、その腹癒せに弱い者を蹴っ飛ばすというみっともない体質はいつまで続くのでしょうね。
by Runner (2010-05-15 14:39) 

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