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解体核兵器からのウランがアメリカの原発で使われていた [反核・平和]

今日(23日)の西日本新聞に載った共同通信の「米核燃料45% ロの弾頭原料」というタイトルの記事が目を引いた.タイトルは違うが同じソースの記事を中国新聞がネットで提供している.

原発業界が核軍縮注視 米、燃料45%を露に依存

外国の新聞では,2週間ほど前にニューヨークタイムズが同様の報道をしている.
Power for U.S. From Russia’s Old Nuclear Weapons

現在の核兵器は主にプルトニウムを使っていると思っていたが,少なくともロシアのはそうではなかったということがこの記事から分かる.というのも,解体核兵器からのプルトニウムを使うとなると,いわゆるMOX燃料にしてプルサーマルということになるからだ.アメリカではこのように大規模にプルサーマルは行われてはいないので,「ロの弾頭原料」とは高濃縮ウランを意味することになる.

上の日本の新聞記事を見ても,この燃料に関してはウランとプルトニウムのどちらの言葉も出てこないが(天然ウランの語だけ),ニューヨークタイムズにはそれがはっきり書いてあり,プルトニウムの利用は将来の課題としている.
(NYTの記事,中ほど)
Mr. Medvedev has reaffirmed Russia’s commitment to a 2000 agreement to dispose of plutonium, and both countries plan to convert that into reactor fuel as well.
(同,末尾)
The American plutonium recycling program is also well under way at a factory being built at the Energy Department’s Savannah River site in South Carolina to dismantle warheads from the American arsenal; a type of plutonium fuel, called mixed-oxide fuel, will come on the market in 2017.
反原発派は,解体核兵器からのウランやプルトニウムをどうするかということに答えを出さなければならない.応援のクリック歓迎 (1日1回まで)
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