ギャグノン講演が無事終了

このところ何かと忙しく，ブログの更新も滞っていましたが，ギャグノンさん講演の世話も無事終わって一息ついています．

講演の内容は，いずれ詳しい報告がなされると思いますが，つぎのような点を強調していたように思います．

１）「ミサイル防衛」は防衛のためではなく，先制攻撃をしたあとの反撃に対応するためである．
２）オバマのプラハ演説を美化することは危険だ．ブッシュは悪いカウボーイだった．オバマは良いカウボーイというだけで，カウボーイの本質は変わらない．
３）アメリカは兵器を売ることで生計を立てる国になってしまった．これを転換し，民需を中心とした経済にしていかなければならない．応援のクリック歓迎 (1日1回まで)

講演の翌々日，１３日の西日本が，福岡都市圏版でカバーしてくれました（右に画像）．ところが名前がまたまた「ギャニオン」になっています．記者が会場で取材して，レジュメや看板に「ギャグノン」とあるのを見たはずなのに・・・．大新聞「朝日」は間違わないはずだと思ったのでしょうか．

１２日は彼を福岡近郊の温泉宿に案内しました．街なかではガイジンはきょうび全く珍しくもないですが，やはり田舎の温泉ホテルではそうでもないようで，「一般」客からチラチラと視線を受けていたようです．

翌１３日は太宰府を案内しました．おみくじも引き，梅ヶ枝餅も食べて，観光の課題をきちんとこなしました．

「ガイジン」の話と関連して，彼は自分の経験を話してくれました．自分の妹（だったと思う．とにかく家族のだれか）が自分の家に来たとき，たまたま黒人の友人と一緒になった．その時の妹さん(?)の反応を，目の玉を丸くして表情で再現したのですが，それ，つまり目の玉がかなり凄かった．妹さんは黒人が全くいない地域に住んでいて，黒人を見るのが生まれて初めてだったとのことです．古い言葉ですが，「人種の坩堝」と言われたアメリカでこんなことがあるとは意外でした．

ギャグノンさんは１３日夕方の飛行機でソウルに発ちました．
ギャグノンさんのブログ→{温泉の印象}, {ソウル第一日}

（右は，太宰府でパフォーマンスする大道芸人を撮った動画の一コマと，天満宮の写真．いずれもギャグノンさん撮影．）