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ミサイル防衛問題,12月6日に福岡で講演学習会 [反核・平和]

1401577.gif2年後の記事:ノーベル賞物理学者の益川敏英さんから久留米市長へ:PAC3受け入れは慎重に

先日,ハワイ沖で行われたSM3(スタンダード・ミサイル・3)の発射実験は失敗しました.数十億円が海のもくずと消えました.まずはこのような無駄遣いを止めるのが大事です.
このミサイル防衛問題で,福岡を拠点に活動しているグループ「Pネット」で,12月6日(土)に講演学習会をやります.どうぞご参加下さい.

日時:12月6日(土曜日)14時から16時
会場:福岡市立早良市民センター・第一会議室(3F)→マップ
   http://fco.sakura.ne.jp/hallinfo/hl-sawara.html
1401577.gifリンク先(地図も)が間違っていました.直前ですが5日に修正しました.
講師:木村朗さん(鹿児島大学法文学部教授)
講演タイトル:「9・11以降の世界と日本の選択」
主催:はばもうPAC3 活かそう9条 九州ネットワーク(略称 Pネット)

講演学習会の終了後に,1時間ほど世話人会を開催します.

東海地方でも市民団体設立の動き
東海四県の市民団体が呼びかけて,「パトリオットミサイル配備に反対する東海交流会」を作ろうという提案を紹介します.(メールリストabolition-japanの杉原浩司さんのメールの転載です.)
ーーーーーーー

Subject: [abolition-japan 5107] Fw: パトリオットミサイル配備に反対する東海交流会賛同呼びかけ
Date: 2008年11月22日 15:06:37:JST
To: abolition-japan@list.jca.apc.org

杉原浩司(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)です。
名古屋の山本みはぎさんの呼びかけを転送します。
東海地方の方、ぜひご賛同を。
………………………………………………………………………………………

不戦ネット@山本です。

 ハワイ沖で行われたSM3の発射実験は失敗しました。
壮大な無駄、軍拡を引き起こすミサイル防衛システムですが、首都圏に続いて、東海地方にも岐阜・三重・滋賀(すでに浜松は配備)されようとしています。
 以下の東海四県の市民団体が呼びかけて、「パトリオットミサイル配備に反対する東海交流会」を立ちあげ、配備反対の運動を行って行きたいと考えています。
 つきましては、ぜひ賛同をお願いいたします。

【参加団体】
●愛知
不戦へのネットワーク
 名古屋市昭和区鶴舞1-13-10   
 �:052-731-7517 
 Eメール/husenアットマークjca.apc.org
 名古屋市昭和区鶴舞3−8−10 
 労働文化センター内2階

●岐阜               
各務原基地へのPAC3の配備の中止を求める会
 各務原市つつじが丘5−121 (海野方)

●静岡   
 NO!AWACSの会浜松 
 Fax:053-422-4810

●三重 
戦争をしない・戦争協力もしない三重ネットワーク
 鈴鹿市岸岡町1700−72

〜〜パトリオットミサイル配備に反対する東海交流会に賛同します〜〜

 ※お名前                     

 ※所属(あれば)

 ※氏名公表               可        否

  Eメール  husenアットマークjca.apc.org
  FAX/ 052-875-5130

  
 【呼びかけ文】
・・・・・・・・・パトリオットミサイル配備に反対する東海交流会賛同よびかけ・・・・・・・・・

 政府は、2003年、「弾道ミサイル防衛」システムの導入が決定しました。ミサイル防衛システムとは、飛来する弾道ミサイルを人工衛星、レーダーなどで探知・追尾し、これを迎撃・破壊するためのシステムです。
すでに、海上自衛隊は、5隻のイージス艦を配備し、海上発射型ミサイル(SM3)の導入を進め、60億円もの費用をかけて昨年12月に続き今年11月にもハワイ沖での発射訓練を行おうとしています。
また、地上配備型パトリオットミサイル(PAC3)は、首都圏の入間基地(埼玉)習志野基地(千葉県)武山基地(神奈川県)霞ヶ浦基地(茨城県)に配備され、今年5月からは、浜松基地(静岡)に、そして、来年2月には岐阜基地に、09年度には白山(三重)、饗庭野(滋賀)、10年度には芦屋・築城・高良台(福岡)への配備が計画されています。今年9月には、アメリカニューメキシコ州で25億円もの経費を使い、PAC3の迎撃実験も行っています。

ミサイル防衛ステムは様々な問題を含んでいます。
�ミサイル防衛は、「矛と盾」の盾にあたるものであり、攻撃力を高めることにその本質があります。決して「防衛」のためのものではありません。それに対抗するために世界で軍拡が進みます。
�ミサイル防衛は、アメリカの衛星の情報から日本のミサイルが発射されることになり、憲法で禁止されている集団的自衛権の行使に当たります。このために3軍統合幕僚監部をつくり、横田基地に日米の共同作戦司令部の設置をすすめています。
�ミサイル防衛は、「スパイラル開発(らせん状開発)」といって、2年ごとに計画を立て、システムを更新していく方式をとっているため、開発・販売を手がける軍事産業は永久の利権を手にします。PAC3は一発5億円、SM3は一発20億円といわれ、初期配備で1兆円、いずれは6兆円とも試算されています。


�ミサイル防衛は、武器輸出三原則、宇宙の平和利用の原則、日本国憲法の平和主義の原則を破壊するものです。5月には、偵察衛星やミサイル防衛の中核となる早期警戒衛星の打ち上げが可能となる「宇宙基本法」が成立しました。「ミサイル防衛(MD)関連部品の対米輸出に限って解禁する」とし、次世代SM3の重要部品の「ノーズコーン」の開発は三菱重工で行われています。
�配備されるPAC3は、基地内に置かれるだけではありません。「移動展開訓練」が、今年1月には都心の新宿御苑で(この時は通信訓練)、7月には防衛省内にミサイル発射装置(ランチャー)が持ち込まれ、模擬爆弾を付けて「発射」訓練が行われました。「市民の安全や財産を守るのは自衛隊」という考えを、「訓練」という名目で、市民生活の中に、堂々と軍事組織が入りこんでくることによって意識付けようとすることです。


世界の軍拡を進め、軍需産業に巨額の富をもたらし、憲法の平和主義を破壊し、戦争への道を開くミサイル防衛は中止すべきと考えます。PAC3配備が進められようとしている各地で反対運動を取り組んでいる私たちは、緩やかなつながりを持ち、情報の交流、反対運動の連携を目指して、「パトリオットミサイル配備に反対
する東海交流会」を結成します。賛同・ご協力をお願いいたします。

不戦へのネットワーク
http://www.jca.apc.org/~husen/index.htm
山本 みはぎ
(電話番号は省略)
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コメント 7

大城 勲

米国で実施されたPAC3迎撃実験の欺瞞性と実戦における民間地域の危険性に付いて私のブログで考察していますので御参照下さい。
by 大城 勲 (2008-11-23 22:16) 

yamamoto

すでに貴サイトを拝見しておりました.詳細な工学的分析をされていますね.TBが通りませんでした.
by yamamoto (2008-11-24 09:28) 

X

あなた達は中国軍の弾道ミサイルが何発日本に標準をあわせているか知っていますか?
300基ですよ!?
PAC3やSM3で対応するにしても現在の配備数では到底不可能です。
また、市民の中に堂々と軍隊が入ってくるのはおかしいと言っていますが
海外では普通のことですよ、例えばパリではアサルトライフルを装備した兵が歩道を電話ボックスなどに爆発物が設置されていないか確認しながら歩いています。
しかし、これに反対する人はいません。
もう少し現実を見たほうがいいですよ、戦争・武力無しに平和は無理です。
戦争の狭間に平和があるのです。
by X (2008-12-01 01:06) 

yamamoto

とりあえず,「300基」の根拠ないし情報の出所を教えて下さい.それから,在日米軍が中国に照準している弾道ミサイルないし巡航ミサイルの数も,ご存じでしたらよろしく.
by yamamoto (2008-12-01 07:48) 

X

300基は平沼衆議委員が言ってます。
もし、仮に300基という数が正確でなかったとしても、PAC3等無しにどうやって弾道ミサイルを迎撃するんですか?
by X (2008-12-01 19:24) 

yamamoto

何十,何百も飛んできたら迎撃なんて無理ですよ.仮に万全の迎撃態勢を整備したとしても(全部の原発を守るだけでも途方もないお金がかかるでしょう),相手はさらにそれを打ち破ることを考えます.この問題は攻撃側が一方的に有利なのです.

中国のミサイルについてはあとで調べてみたいと思います.逆に中国は,性能的にも数的にも圧倒的な米軍のミサイルに照準されていると思いますので,双方を同時に削減,撤廃へと持って行かなければなりません.

漢字文化圏のわれわれは「矛盾」という言葉を知っています.「盾」を立派にすれば,それはより優れた「矛」を出現させるだけです.
by yamamoto (2008-12-01 23:28) 

バーバリー アウトレット 店舗

お世話になります。とても良い記事ですね。
by バーバリー アウトレット 店舗 (2012-11-15 21:22) 

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