アインシュタインのエッセイ「何故社会主義か」の全文を転載

アインシュタインのエッセイ「何故社会主義か」は，３年ほど前にその一部を紹介しましたが，このほどその日本語訳の転載許可をもらったので，以下に全文を掲載します．
2010年10月：リンク修正しました．
何故社会主義か
http://ad9.org/pegasus/historical/whysocialism.html
（個人サイト「ペガサス」のミラーサイトです．本サーバーには連休明けにアップロードします．）

「新」「自由」主義という，なぜか反対派からも美名で呼ばれている資本主義過激派のイデオロギーですが，その害毒に世界は大きな被害を受けています．そのような現在に最もマッチする歴史的文献だと思います．決して古いどころではありません．もちろん当時はグローバル企業やグローバリゼーションの問題は存在せず，その点は先日紹介した「ポスト・デモクラシー」という本がカバーしてくれます．

小林多喜二の「蟹工船」が注目されていると聞きますが，さらに，２０世紀を代表する知性の一人であるアインシュタインの社会主義論も，広く読まれれば，今日の社会に大きなインパクトを与えると思います．

以下，当ブログの関連記事です．
アインシュタインは社会主義者だった
アインシュタインの文章，今回の選挙の評論でもおかしくない

コメント 2

アインシュタインのエッセイ「何故社会主義か」に感心しました。
その現代性に驚きました。
参考にさせて頂いて記事を書きました。
今後ともよろしくお願いします。



by 大津留公彦 (2008-05-04 09:11) 

>「新」「自由」主義という，なぜか反対派からも美名で呼ばれている

そうなんですよね。
レーガン、サッチャー政権の頃は、「新保守主義」と呼んでいたはずなのに、それが、知らない間に、「新自由主義」に変わっている。
みなさん、それに気付いていないようで、平然と、「新自由主義」と呼んだ上で批判しています。

それに、日本の自民党がやっているのは、どちらかというと、「旧自由主義」に近いですよ。その点を批判しなくてもよいのでしょうか。
だいたい、小泉さんをはじめ唱えている連中は市場原理とは無縁の「世襲議員」じゃないですか。こんなふざけた話はありません。
それに、市場原理と言うのなら、まず政権交代でしょうに。
by Runner (2008-05-05 21:38)