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佐世保での散弾銃殺人事件,再度メールリストに投稿 [社会]

市民運動系の二つのメールリストに再度投稿しました.(一部字句修正あり)
 前回の投稿内容はこちら
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昨年12月23日の投稿で,「警察を,国家権力の道具からその本来あるべき姿,つまり市民の安全に奉仕する組織にできるだけ近づけることは,市民や市民運動の重要なテーマ」だという観点から,佐世保の散弾銃殺人事件を取り上げました.そして,この件では警察やメディアの態度の異常さが“具体的に”明白なため,これらを「非常に追及しやすくなってい」ると述べました.

つまり,事件の真相究明もさることながら(これは一般的な市民運動の守備範囲外),警察にアカウンタビリティーを身に付けさせる活動において非常に貴重な機会が提供されているということです.同時にマスコミのいい加減さを追及する絶好の材料でもあります.

前の投稿では,容疑者をほぼ犯人と断定しているにもかかわらず,警察はその具体的証拠を何ら示していないということを,マスコミで確認したことをお知らせしました.このほど,この点を長崎県警に電話で直接確認しましたのでお知らせします.それによりますと,
(1)容疑者の正確な身長
(2)容疑者の医学的な死亡推定時刻
(3)容疑者の司法解剖実施の有無
(4)容疑者の体や着衣などからの硝煙反応検査の結果
のいずれについても,「発表していない」と言うのです.

すでに県警は事件を馬込容疑者の単独犯行と断定しているのに(2007年12月29日長崎新聞*),それに必要な基礎的情報,根拠を示さないというのでは,とうてい近代的な警察とは言えません.警察だけでなく,メディアまでもが犯人と断定した報道を行っています.これでは,最終的な県警の記者会見においても,排他的に出席の権利を独占する「記者クラブ」メディアがこれらの問題点を追及できるかどうか,非常におぼつかないと思われます.

前の投稿で書きましたように,さらにこの事件では,法廷で事実が検証される機会もないでしょう.ですからなおさら,市民一人ひとりや,市民運動,そしてメールリストやブログなどネットの役割が大きいと思います.なによりも,このような状態では犠牲者の方々がうかばれないでしょう.

拙ブログにこの問題でいくつも記事を書いています.県警との電話でのやりとりも再現しています.どうぞご覧下さい.
「佐世保乱射事件フォローアップ(4) ーー 県警の情報隠蔽を確認」
http://blog.so-net.ne.jp/pegasus/2008-01-18

  憲法12条
  この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の
  努力によっ て、これを保持しなければならない。

* 2007年12月29日長崎新聞
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/saseboransya/kiji/59.html

長崎県警のホームページ
http://www.police.pref.nagasaki.jp/


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