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ディクシー・チックスがグラミー賞 [メディア・出版・アート]

昨日だったと思うが、車載ラジオで短波のBBCを聞いていたら、ディクシー・チックスがグラミー賞を取ったというので、驚くと同時に、大いに喜んだ。特にカントリー・ファンでもないのにこの名前を知っていたのは、イラク戦開戦のころ、ブッシュを批判したとしてニュースに出ていたからだ。
ブログ記事を検索するが、引っかからない。せいぜいノミネート段階のものだけだ。googleのロボットはそのくらいの速度なのだろうか?もちろん音楽系ブログは当然記事にしているだろうが、残念ながら私のブックマークにはない。

芸能ニュースサイトには次のように出ている。

女性カントリートリオが5冠 米グラミー賞
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/music/38996/

ノミネート段階のニュースのタイトルは次のようになっている。

時代は変わった グラミー賞候補12組は反体制ソング
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/music/38453/

この記事の前半部分から・・・。

反体制的な歌が音楽賞で評価される時代になった。
今年のグラミー賞(授賞式は11日)では、イラク戦争、ブッシュ政権への批判、ハリケーン・カトリーナ、世界のテロ問題などを歌った曲でノミネートされたアーティストは12組。ベトナム反戦運動や公民権運動の時代には、ボブ・ディランの「風に吹かれて」(1963年)、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングの「オハイオ」(70年)、マーヴィン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイン・オン」(71年)といった名曲が生まれたが、いずれもグラミー賞とは無縁。同賞の投票権を持つ人の評価はそっけないものだった。
だが、全米レコーディング芸術科学アカデミーのニール・ポートナウ会長は「今回投票する1万2000人は現代の問題を反映した歌を歓迎している。人々の感情や意見を音楽で代弁するのはミュージシャンの役割の1つ」と語る。 ・・・・

日本のポップス界に関しては、時代は変わっていなくて、旧態依然か??

さっそくこのグループのCDを買わなくては。

14日深夜追記:しんぶん赤旗の14日付けはさすがにこの辺の事情を詳しく書いている.
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-02-14/2007021414_04_0.html

その記事の後半部分;

「ディクシー・チックス」は四年前のイラク開戦直前、ロンドン公演で、ボーカル担当のナタリー・メインズさんが「みんな、わかっていると思うけど、私たちはテキサス出身のアメリカ大統領を恥ずかしく思っているわ」と発言。これに米国の保守派は猛反発し、同グループを「非国民」と呼び、カントリー音楽のラジオ局はグループの曲を放送禁止にしました。
 カントリー音楽業界からの締め出しや脅迫などの嫌がらせを乗り越えた同グループは〇六年、事件以来初となるアルバム「テイキング・ザ・ロング・ウェイ」を発表。そのなかで、「言われるままにいい子にはなれない。撤回する気にはなれない」と事件を振り返る曲「ノット・レディ・トゥ・メイク・ナイス」を歌い、復活を遂げました。

これと対照的なのは朝日新聞.ブッシュ批判の一件には全く触れていない.
http://www.asahi.com/culture/update/0212/011.html

小泉純一郎によってすっかり汚された「骨太」という言葉だが,彼女らにこそ本来の意味でこの言葉が当てはまる.


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