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スコットランド議会によるトライデント違法化の動き [反核・平和]

2023/10/5追記:アンジー・ゼルターが2021年に出版した本"Activism for Life"(仮題「非暴力で世界を変えるー活動家という生き方」の翻訳出版のためのクラウドファンディングにご協力を。

(前の記事の続きです.) 勾留されていた34人は翌日の昼ごろ釈放された.このニュースは,スウエーデンのゴーテベルグ大学の学生と市の図書館で別れ際の挨拶の時に知った.彼は逮捕回避・後方支援組だ.スウエーデンからは何人も来ていたが,何と封鎖翌日の夕方の飛行機を予約していて,朝は彼も少し心配していたが,想定時刻よりも少し早かったようだ.

翌8日は“elected representative”,つまりいろんな議会の議員による封鎖が行われた.当日夕方のニュースによると,何人かが逮捕され,“jail sentenced”,つまり禁固刑が出されたと言っていたので,単に警察の留置場に入れられたというだけではないようだ.でも「刑期」は多分数日で,すぐには執行されないものと思われる*.何しろ裁判のスピードが速い.

スコットランドの新聞「ザ・ヘラルド」の8日の新聞は,われわれのセミナーを報じながら,むしろスコットランド議会の中の動きに重点を置いていた.スコットランド国民党と緑の党は,トライデント配備を違法化するための法案を議会に提出するという.どの程度成立する見込みがあるのかは知らないが,この問題がスコットランド議会とイギリス議会との対立に発展する可能性も出て来た.私は基地ゲートの前に7時間余りいたことになるが,スコットランド人の反トライデント世論が結構強いというのを実感した.それは,決して交通量の多い道路ではないのに,封鎖しているわれわれを応援するクラクションがかなり頻繁に聞かれたのだ.

もしこの法案が成立すれば,警察はわれわれではなく,核弾頭輸送車などを取り締まることになる.これこそがトライデント・プラウシェアズが当初から主張し続けていたことだ.

* 9日の「ザ・ヘラルド」にこの事件が写真入りで出ているが,“jail sentence”などどこにも書いてない.単に逮捕されただけかも知れない.われわれの場合何時間も封鎖したのに逮捕もされず,議員たちは逮捕どころか「有罪」にまでされるというのは,あまりにも不釣り合いだ. (写真は封鎖で逮捕・連行される議員.ホテルのテレビを撮影.)

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何と,「地球の歩き方」に,グラスゴーで泊まったホテルには客室にADSL接続ありと書いてあったのが全くのウソで,ただの電話線だった.ダイヤルアップしようにもその電話番号がウェブに繋がないと分からず,どうしようもない.ネットカフェもほとんどなく,見つけたのが最短1日というシステムで不経済なので敬遠した.

1401577.gif追記('12.6.13): 非暴力直接行動のおそらく唯一の教科書,「トライ・デンティング・イット ハンドブック」,在庫あります.千円.
bandsingletn.jpg マイケル・ランドルの「市民的抵抗」もお奨めです.
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