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学者・研究者による基地封鎖 [反核・平和]

同僚研究者に送っているメールをここに転載します.

学者・研究者による基地封鎖について

(転送・転載希望)
こんにちわ.すでに同様のお知らせをしたかも知れませんが,締め切りが12月10日と迫りましたので再度お知らせ致します.

イギリスの核兵器「トライデント」の更新時期に合わせて,更新の阻止,つまり同国の非核化を目指す運動「ファスレーン365」については,すでにお知らせしましたが,その一環として “Academics’ Trident Seminar Blockade” と称する,学者による核基地封鎖が計画されています.基地のゲートを塞ぐ形で大量破壊兵器問題についての「学会」をやる,単に言葉だけでなく,行動を伴う,つまり「フィールドワーク」を兼ねた学会ということです.6ページの詳しい要綱を次に置いていますので,是非ご覧下さい.

Invitation to the Academics’ Trident Seminar Blockade
http://pegasus.phys.saga-u.ac.jp/F365/AcademicsBlockade.pdf
1401577.gif2018.12リンク修正.より詳細で最新の情報を載せたサーキュラーもあります.ご請求下さい.)*

来年の1月7日の予定で,前日6日の夜に準備のワークショップが,ファスレーン基地に近いスコットランドのグラスゴーで持たれます.参加登録の締め切りは12月10日です

「ファスレーン365」は10月1日に開始されましたが,逮捕者がすでに400名を越ええています.しかし全員が一晩の留置で釈放されています.その際,「本来起訴されるべきところですが,今回に限ってはそうしません」という書状をもらうそうですが,何と逮捕が2回目や3回目の人も同じ書状をもらって釈放されるとのことです.ほとんど確実な一晩だけの留置場体験というのも,ほかではまずあり得ないでしょう.非常にめずらしい機会と言えます.(しかもティーが出ます.ただしコーヒーは出ない.)

この8年間,イギリスの非暴力運動「トライデント・プラウシェアズ」が培ってきた警察との信頼関係によって,行動は非常に整然と行われています.今回の行動の開始の数週間前,地元の警察署長との間でメールのやりとりがなされましたが,互いにファーストネームで呼び合い,内容も非常に実務的です.警察からのメールには,「非暴力でやってきたことは承知しているので,部下にもそれなりの対応を命じてきた」「これからも同様に」とか,「あなた方の表現の自由の権利については十分承知している」などと書かれています.年間を通じての封鎖といういわば「過激な」行動であるにもかかわらず,暴力的な事象は皆無です.

核兵器は憲法九条の対極にある存在です.これを無くすための実際的な行動でスコットランドまで出向くことは,それこそ「九条の世界化」の行動であり「九条の輸出」です.九条を「守る」だけでなく外国に「輸出」する勢いを見せてこそ「守る」展望も開けてくるのではないでしょうか.

*(参考)この文書の一部を日本語訳したものを,次に置いています.
学者が"Academics' Trident Seminar Blockade"をしなければならない12の理由(2018年8月リンク更新)
http://ad9.org/pegasus/F365/12reasons.html

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