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安田好弘弁護士への批判について [社会]

山口県光市で起きた母子殺害事件の裁判の問題で,有名ブログ「世に倦む日日」が,18日から3回連続で,安田弁護士を批判している.批判と言うより攻撃に近い.私は同ブログには大いに啓発されるし,またしばしば積極的に引用し,サイドバーの上の方に直リンクも置いているので,大変気になる.

私は今回のメディアの報道を見ていないが,「世に倦む日日」の記事だけでは安田弁護士批判の議論に納得することはできない.その記事には,次のように口を極めた安田批判がある.

口頭弁論を欠席して時間稼ぎを図るというやり方も姑息で卑劣きわまる。
http://critic2.exblog.jp/3251270

今回の安田好弘と足立修一の問題は、二人が被告人の人権の擁護にのみ妄執狂奔して、正義を実現する弁護士の使命を忘れ、無視逸脱している
・・・・・
安田好弘と足立修一の今回の所業は、社会正義の実現の弁護士の使命を最初から放棄していて、単にこの事件を「死刑制度廃止」の政治目的のために宣伝利用している。
・・・・・
弁護士の特権を利用して、正義を捻じ曲げ、被害者遺族の人権を踏み躙り、「死刑拒絶」のイデオロギーを貫徹しようとしている。そのように見える。
http://critic2.exblog.jp/3265670

ここまで断定していながら,その根拠は記事の文面には示されていないので,読者は他を当たるしかない.いくつかのブログを見てみたが,欠席の理由は,弁護人に就任したばかりで準備が間に合わないこと,また,当日は弁護士会の行事とぶつかったこととなっている.このため安田弁護士は裁判所に公判の延期を求めていたようだ.これらの理由はしごく尤もなことに思え,それを無視した裁判所の方に問題があるように思う.少なくとも,安田弁護士に100%責任を負わせるのは公平ではない.前の弁護士が辞任したことには安田氏に責任はないだろうし,その弁護士と裁判所の間で合意されていたであろう公判日程についても同じである.このような場合は互いに都合を再調整するのが普通ではないのだろうか.

ネット検索でもやはり安田弁護士批判が圧倒的のようだが,そうでないものもいくつかある.見つけた限りでは,その中で最も冷静な議論をしているのは「辺境通信」の「安田弁護士対マスコミ・第2幕」という記事である.
http://iccho.me.uk/blog/news/archives/2006/03/post_94.html

そこには,別のブログの引用として,この件でのメディアの的確な分析もある.世に倦む日日は「そのように見える」と最後に言葉を曖昧にしているが,ようするにマスメディアに「そのように見せ」られただけではないのか?

冤罪も少なくないとは言え,統計的に見れば,殺人罪で起訴された人のほとんどは実際に罪人であろう.だから被疑者に対しては,私も含め,ほとんどの人が「推定有罪」の判断と,それによる仮想的な憎悪を持たざるを得ない.これは自然発生的なもので,防ぎようがない.そして,そんな推定罪人を弁護するなどという人間(つまり弁護士)に対しても,自発的な,あるいは「旧い脳」は,悪感情を持つだろう.これに理性と法でタガをはめるのが近代社会のはずだ.「罪を憎まば弁護士も憎し」では法治国は成り立たない.ところがその大事な一線までも超えてしまいそうな恐さを感じる.

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華氏451度

時々寄せていただいています。
今回の記事、同感です。ネット上を含めてヒステリックな安田弁護士批判が目につきますが、感情にまかせた議論はおっしゃる通り「法治国家」の基本を否定することになると思います。この事件以外でも、「感情を剥き出しにした」報道や発言(先頃からの竹島問題はひとつの典型のように感じられました)はよく見受けられます。その影で嗤うのは誰か、と考え込まざるを得ません。
by 華氏451度 (2006-04-22 23:19) 

yamamoto

アッテンボローさん,TBありがとうございました.本文には書きませんでしたが,喜八ログの件,これは「コメントスクラム」と言うそうですが,私も気付きました.やはり言論抑圧の一手段である疑いが強いですね.私も喜八ログに連帯を表明します.
by yamamoto (2006-04-23 00:50) 

yamamoto

このブログの開設当初も,同様の状況に追い込まれたブログへの支援の記事を書いたところ,コメントスクラムに近い状態が起きました.
http://blog.so-net.ne.jp/pegasus/2005-01-04
華氏451度さん,コメントありがとうございます.スパイラルドラゴンさん,ナイスをどうも.
by yamamoto (2006-04-23 00:50) 

Sanchai

こんにちは。初めてコメントさせていただきます。
昨年、安田好弘弁護士が「「生きる」という権利」という本を出されたので買って読んでみたのですが、その中で、安田さんが、近年の社会的インパクトの強い裁判については裁判所が最初から結論ありきで審議を性急に進めようとする傾向が強いということをおっしゃっていたのを思い出しました。弁護人の交替は、弁護側の一種の戦術のようなところもあるらしく、就任したばかりで準備に時間がないというのも常套手段らしいのですが、それに対して裁判所側が当初日程通りに公判を開こうとした点には、裁判所側の「早く終らせたい」という意図が見え隠れしているようにも思えます。
by Sanchai (2006-04-23 06:19) 

kaetzchen

トラックバックどもです。以前から,この「被害者」たる「夫」なる人物の周辺調査を進めていく内に,これはもしかすると死刑制度を簡単に導くための,ある種のでっち上げではないかと気付くようになりました。いわゆる「拉致被害者」も同様で,これは既に某宗教団体を表の顔にした,政治団体(安倍や小泉などが絡んでいる)が組織暴力団と組んで起こしたでっちあげ事件であることが分かってきています。韓国の東亜日報を読む限りでも,韓国の元工作員は単純に漁船で「人間を運ぶ」役割をさせられたのみですから,北朝鮮の言うように「既に政治的な決着はつけられた」と見るのが国際常識だというものでしょう。
by kaetzchen (2006-04-23 06:23) 

kaetzchen

博士課程の時に国費留学生となって外国から日本を客観的に見る機会に恵まれたのですけど,やはり日本は「異様な共産主義国家」としか見えませんね。私個人がもともと神奈川県の米軍基地の隣で生まれ育ったせいもあるのですけど,自分は「在日日本人に過ぎない」という意識を強く植え付けられたため,未だに「日本史」というくくりを受け入れることができません。つまり「世界史」があって,初めてローカルな「日本史」が存在する;そして「日本史」は野蛮な武士や貴族たちによって都合よく改竄された「正史」と,柳田國男が提唱した庶民(常民)の歴史である無文字社会(幾つかは下級武士や庄屋などに残されている)の「庶民史」とに大きく別れているのですけど,後者をまったく知らない「歴史好き」が多いのにも困ったものです(笑) 私は大学院で科学史・科学哲学をラテン語で本格的に学んだので,余計に「偉人」の人間的な側面に触れない,また彼らが踏みつけにしてきた一般庶民の歴史に触れない,日本の「歴史好き」のバカさ加減に,非常に気になっていたりします。

注:「放射能」じゃなくて「放射性物質」と呼んで下さいね。(^^;)

2ちゃんねるに関しては,単なる匿名の掲示板だと思ってますから,視覚障害者になった私には既に関係ないことです。実名も含めて,私を批難するスレッドが幾つか立っているということは友人から聞いてはいるのですけど。(^^;)
by kaetzchen (2006-04-23 06:34) 

村野瀬玲奈

今回の記事に同感いたします。
被害者の心中を察するに深い同情を禁じえません。しかし、それとは別に、
「少なくとも,安田弁護士に100%責任を負わせるのは公平ではない.」
「『推定有罪』の判断と,それによる仮想的な憎悪(...)に理性と法でタガをはめるのが近代社会のはずだ.「罪を憎まば弁護士も憎し」では法治国は成り立たない.」
という、法治国家ではごくあたりまえのことが憎悪的非難の対象になることは、日本が法治国家でないことの裏づけではないかと思われ、深く憂慮するものです。
by 村野瀬玲奈 (2006-04-23 13:53) 

クロ

あんたらの思考回路はどうなっているのですか?
「指がすべり首をしめた、甘えて抱きついた、赤ん坊を泣き止まそうと、
蝶々結びをした」
あのイラストは誰が描いたんですか?
あのイラストを振りかざし説明する安田弁護士をとても人間とは思えませんでした。
人権を尊ぶ弁護士のなせるわざではありえません、
残虐非道惨殺犯人でも職業柄弁護をするのが弁護士とは言え、
荒唐無稽残虐きわまるイラストをテレビで得々と説明する安田、足立弁護士、
こんな人間だからこそ
被害者より加害者の人権を優先するのだろう、
またこの鬼畜にも等しいとしか言えない弁護士を支援する人達も、
おなじ人格なのか、
政治団体が仕組んだだの、被害者の夫が仕組んだだの、
よくまあ、これほど本村さんを侮辱出来るものだ、
惨殺された母と子供と本村さんに謝罪して欲しい。

あんたらは鬼畜以外の何者でもない。
by クロ (2006-04-24 12:43) 

感情の無い、鬼畜たちへ

「ヒステリックな安田弁護士批判」というが、これは本人の自業自得である。
記者会見での無神経な発言や、足立修一のTV番組中での無謀な主張など、
この手の人々(安田、足立、菊田、中光)共通の、感情のある人間とは思えない言動が、一般の普通の人々の神経を逆撫でしているに過ぎない。
この手の人種は、相手の心情を思いやる事が全くできない。知識はあるが、人間性が全く欠如した、言わば欠陥人間である。
このような人種を支援するあなた方も、言わば同類である。
おまえら、身内を殺されてから、発言しな。犯罪被害を受けてから、初めて、本村さんと同じ土俵に上がれるんだよ。てめえらは、シャーシャーと安全に生活しながら、エラソーに発言するな。
by 感情の無い、鬼畜たちへ (2006-04-24 15:08) 

感情の無い、鬼畜

>おまえら、身内を殺されてから、発言しな。犯罪被害を受けてから、初めて、本村さんと同じ土俵に上がれるんだよ。てめえらは、シャーシャーと安全に生活しながら、エラソーに発言するな。

あんたもな。
by 感情の無い、鬼畜 (2006-04-24 18:48) 

悪魔

おお!荒らし諸君。ここにも現れたのかね。
諸君の言動にはおおむね賛同だ。
しかし、一つだけ諸君が勘違いしている点がある。
諸君は「被害者の立場だったら」とか心配しているが、それは無用だ。
諸君が考えるべきは自身が加害者になった時のことだ。
諸君は犯罪者予備軍なのだよ。そのことを自覚したまえ。
by 悪魔 (2006-04-25 00:39) 

クロ

荒らし・・って何の事でしょうか?
加害者になる心配をしろ・・ってどういう事か?

喜八様のプログみたいに突然「書き込み不能」なんて事はないのか、
そっちのほうが余程心配ですが?
大丈夫ですか?弾圧は止めて下さいよ。
弾圧=閉鎖・・・・閉鎖するのは管理人がするのではないのでしょうか?
by クロ (2006-04-25 00:53) 

クロ

悪魔(読んで字の如しか?)さんへ
普通の人は人殺しはしませんよ・・ごきぶりをふみつぶす時だって目をそむけます、
ましてや、赤ん坊の首を蝶々結びしたら息が止まった・・あなたの感覚は大丈夫か?
こちらが心配になりますが、何か私に仰りたい事ありますか?
by クロ (2006-04-25 01:32) 

村野瀬玲奈

クロ様
弾圧とは「支配階級が被支配階級に圧迫的な妨害、干渉をすること」です。
権力者でもなんでもない一ブログ主が自分のブログについた匿名のコメントを削除したりコメント欄を閉鎖したりしても、弾圧でもなんでもないと思います。それは自分の郵便受けに入っていた宣伝ビラをただ黙ってゴミ箱に入れるようなものです。たとえば、ブログ主さんが警察に通報してクロ様を逮捕させたとしたら、それは弾圧かもしれませんが、ここのブログ主さんはそんなことはしないはずです。ご安心を。気になったので、失礼ながら一言申し上げました。
なお、私は、罪人でない一般人であれ、死刑囚であれ、戦争などの時であれ、誰かが殺されるところに立ち会ったとしたら、その残酷さを直視できないでしょう。映画などの殺人シーンでさえ直視できないくらいだから。ごきぶりをふみつぶす時に目をそむけるクロさんと同じです。
by 村野瀬玲奈 (2006-04-25 02:35) 

クロ

野瀬さん、
まずはお返事有難う!
私が書き込んで「荒らしの諸君」と揶揄が飛んできましたので、
また、喜八管理人のように閉鎖するのではないかと心配でしたが、
今の所は大丈夫です・・のようで、まずはひと安心です。
今から出掛けますのでとりあえず御挨拶まで・・
また、伺いますのでよろしく(来なくてよろしい・・と影の声)
by クロ (2006-04-25 12:58) 

アルバイシンの丘

TBありがとうございました.確かに「世に倦む日々」は冷静な論理を尽くしていない,感情的な言葉で綴っている,と感じられる部分がありますね.
ネット上で弁護士擁護の論調も存在することは健全性の証しだと思います.ただ,弁護士の会見での言葉も論理を尽くしたものではないと感じます.蝶々結び?裁判の戦術としてわざと挑発したのなら(どなたかが,高裁差戻しを狙う戦術と書いておられましたが)弁護士の記者会見など不要でしょう.裁判戦術に利用されるだけです.
by アルバイシンの丘 (2006-04-25 19:08) 

悪魔

呼び掛けに返事をするのは荒らし君だよ、諸君。
荒らし諸君は「普通の人」ではないのだよ。「犯罪者予備軍」なのだよ。
普通の人は死刑に消極的に賛成なのだよ。ウハウハと積極的に賛成しないのだよ。
荒らし諸君は潜在的に「人を殺したい」という欲望を抱えているのだよ。
だから、「合法的な殺人」である死刑にドバーッとその欲望があふれ出てしまうのだよ。
凶悪犯罪者も生まれた時から凶悪犯罪者だったわけではないのだよ。
ある日、一線を越えてしまったのだよ。
荒らし諸君にもその素質が十分にあるのだよ。
諸君の凶暴性はその文章にきちんと表れているのだよ。
by 悪魔 (2006-04-25 19:30) 

破れかぶれ

 「犯罪被害者家族」でありながら「死刑反対」を唱える原田正治さんがいるが、彼は「正しい犯罪被害者家族じゃない」と中傷されたりしてる。 荒らし諸君ってのは恐らく原田さんに誹謗中傷やってる連中と同一なんだろう。
 よく「犯罪被害者家族の視点に立って考える」なんて言われるが、「思い上がりも大概にしろ」だ。一度原田さんの「弟を殺した彼と、僕」も読んでみるといい。
by 破れかぶれ (2006-04-25 21:34) 

ぽん

報道されている事実が正しいのであれば、死刑判決が相当であると考える者です。今回のyamamotoさんの意見には、全面的に賛成です。受任からわずか十数日で最高裁の弁論に臨めというのは無理があると思います。また、どこの世界でも先約優先は当たり前のこと、期日変更を認めなかった最高裁の対応の方にこそ問題があるように思います。

実情を把握しないままの弁護人批判が続いているように感じておりましたので、大いに賛同いたします。批判されている方々も、「必要的弁護事件は弁護人がいるからこそ処罰できるのだ」と視点を変えてみてはどうでしょうか。
by ぽん (2006-04-26 20:59) 

クロ

安田、足立弁護人の立場を理解する人達にお聞きします。

あなたがたはこの鬼畜にも等しい両弁護人のテレビの発言を見たのか?

それを承知での御発言ですか?
by クロ (2006-04-27 02:12) 

しろ

>普通の人は人殺しはしませんよ
甘いね。アイヒマンのことを知らないんですかね。

>潜在的に「人を殺したい」という欲望を抱えているのだよ。
なるほど。そういうことだったのね。
潜在的な殺人願望者というわけだね。
by しろ (2006-04-29 06:57) 

haru

こんにちは。テサロニケ氏の文を見てみたが、エキセントリックですごい。
「本村洋の復讐論は近代法制度の欺瞞と限界を暴露し告発するもの」らしい。彼はいつから改憲派になったのかね。個人の内面(復讐感情も含めて)に国家はかかわらないというのが近代の原則なのだが。愛国心を共用されてもよいのですかね。
また、「ハムラビ法の復讐法理」だが、ハムラビ法典の「目には目を、歯には歯を」って、報復の上限を定めたものだったのだが。
「弁護活動の目的の第一は被告人の量刑軽減ではなく、正義の実現と真実の解明ではないのか。」
弁護活動の目的の第一は被告人の利益を守ること、すなわち量刑軽減だろう。

テサロニケ氏も油断できませんねえ。リベラルぶってても、こういうところでメッキがはがれる。
by haru (2006-04-29 07:13) 

haru

追加です。

>「犯罪被害者家族」でありながら「死刑反対」を唱える原田正
>治さんがいるが、彼は「正しい犯罪被害者家族じゃない」と中
>傷されたりしてる。

「正しい犯罪被害者家族」ですか。
自分たちの期待する反応を示さない「被害者」は「正しくない」というわけですね。「被害者の立場」とか何とか言いながら、実は「自分の立場」なんですよね。
by haru (2006-04-29 07:21) 

DH

kaetzchen 様

横から失礼します。

光市の事件や拉致事件がでっちあげだと仰る根拠は如何なるものなのでしょう。具体的に御教示賜れば幸甚です。
by DH (2006-05-21 13:57) 

はちすけ

国家が個人から報復という手段を取り上げ、その代替として裁判制度がある以上被害者感情が優先されてしかるべきかと考えます。
人権派と呼ばれる弁護士の方たちは自分の顧客である加害者の人権ばかりを声高に主張しますがそれでは被害者は報われません。
安田弁護士、被害者家族の苦しみに塩をすり込んで嬉しいですか?
少なくとも報道されている内容が事実なら加害者は死刑しかないと思いますがそれを野に放つのが弁護士の仕事ですか?
私自身特殊性癖の犯罪者ですが自分を振り返る限り更正などと言う物は無理だと確信しています。
by はちすけ (2006-06-21 10:57) 

NO NAME

KAETZCHENさんへ!あなたは障害があるそうですが、ものごとの
捉え方にも多大な問題を感じるし、背筋が寒くなります。
世の中のどこに死刑制度を進めるために、愛する家族を
殺害する人がいるんですか?犯罪被害者のみなさまに
心から反省して謝罪してほしいです。ブログで自分の意見を
自由に言うにも言っていいことと口がさけても言ってはならない
ことがあるとおもいます。もし、独自の調査で判明したというなら
調査した結果を、取材した相手を実名で報告しなさい。
はちすけさんが言うように被害者家族の苦しみに塩をぬりこみ
全人格を否定するような推論を発した真意がわかりません。
安田弁護士の傷害致死だという推論はテレビでみましたが
医学に造詣の浅いわたくしでも納得できる内容ではありませんでした。
よくもここまで詭弁をろうするなという印象です。
100歩譲って妻が傷害致死だとしても、何故、泣くしかできない
被告にとってなんの脅威の対象にならない11ヶ月の幼子を
殺害しなくてはならなかったのか、まるで説明になっていません。
それに間違って口をふさごうとした手が首にいったとしても
かなりの時間強い力で締めつづけなければ殺害できないと
おもいます。あと被告の父親がテレビで息子が犯罪を犯したのには
社会にも責任があった等の発言がありましたが、足をひろげて
椅子にすわり、腕組みをしながら、被告の父親の言う言葉で
しょうか?未成年で責任能力がないというなら、保護者の責任は
社会の責任よりもないのでしょうか?あいた口がふさがりませんでした。
まず、被害者へ謝罪してほしかったです。この親にしてこの子あり
という印象です。申し訳ありませんが、父親の態度は逆効果だと
おもいます。
by NO NAME (2006-06-21 15:27) 

ささ

>弁護活動の目的の第一は被告人の利益を守ること、すなわち量刑軽減だろう。
違います。
裁判において真実を追究する事が一番であり、それを基に加害者の量刑を軽減しようと努力することです。
真実を捻じ曲げてまで量刑を軽減しようとしてはいけません。
もう一度、弁護士になったときの気持ちを取り戻していただきたいと思います。
by ささ (2006-06-21 17:21) 

八兵衛

釣られます。
この事件に関しては、どんな弁護士が付いても死刑は確実です。
高裁に差し戻されて時間は掛かるでしょうが彼は死刑です。
人は人を殺す動物です。(シャチと同じで殺しを楽しめるドウブツです)
どんな理由であれ、人を殺したらソレ相応の業を背負わなければなりません。
死刑に反対する人は、ニンゲンとゆうドウブツの本質から目を背けているとおもいます。
by 八兵衛 (2006-06-21 20:08) 

なな

私も安田弁護士の詭弁の説明と昨日の加害者の父親の発言を
テレビで見ましたが、もしこの加害者が無期懲役になる理由が
加害者の更正する可能性に重きをおいた判断だとしたら、
死刑でしょう。以前に被害者や被害者の家族を侮辱する手紙を
知り合いに送っていますが、その手紙も知り合いの挑発にのって
書いてしまったものだという父親の説明でした。挑発にのったとしても
思ってもいないことが書けるでしょうか?まわりのせいにして
自分の息子は悪くないと言っているのでしょうか?
被告人を減刑するためだったら、何でもする弁護団と自分の責任も
まわりのせいにする父親に囲まれた被告人は
本当に更正できるのでしょうか?この大人たちに人を更正させる力が
あるとは到底思えません。あと、この父親に言いたい。
本村さんは実名を公表し、顔もメディアに出して、正々堂々と
自分の意見を言っています。批判や嫌がらせも甘んじて受けて
たたかっています。被告人の父親も自分の息子の命が大事で
テレビで発言し始めたのだと思います。もし、少年が殺害したのが
父親のフィリピン人の妻と生まれたばかりの自分の娘だったら、
今、同じことを言っていますか?自分も正々堂々と名前を
公表してから意見を言うべきだと思います。それではじめて
本村さんと同じ土俵に載れるんじゃないですか?
批判も嫌がらせも受ける覚悟をもっていますか?
本村さんは大事な家族をなんの理由もなく奪われて、
被害者の正直な気持ちを発言しているだけで、非難されたり
しています。被告人の父親は矢面にたつこともなく、
自分の家族を理不尽に奪われることもなく、この7年間を
生きてきて、まだまわりのせいにして、息子の命だけを
守ろうとしているのですか?この親を見るかぎり、更正するのは
難しいと思わざるを得ません。だから死刑だと思います。
by なな (2006-06-21 20:09) 

nakko

http://www.videonews.com/
安田弁護士がインタビューで真実(?)を語っています。(2時間番組)
それを見てから批判してみてください。
(テレビや新聞の情報を鵜呑みにすると如何に危険かを思い知らされます。

by nakko (2006-06-22 00:28) 

真実って何だ

安田弁護士の印象のみ、言います。
あの顔つきは、嫌いです。
by 真実って何だ (2006-06-22 02:23) 

NO NAME

nakkoさんへ それは頭のいい人だから、自分の言い分だけを
言わせたら、まわりを納得させることは言えるでしょう。
私はテレビで安田弁護士がおぞましいイラストを掲げて
説明している映像を見て、強く疑問を感じたものです。
実際に安田弁護士が話していた映像です。ご本人も
本当のことを言っていないと深層心理で思っていたのでしょう。
目がおちつかなくて、無理に眉間にしわをよせて真剣に
話をしているように見せかけている様子でした。
はっきり言って見苦しかったです。安田弁護士も真実と真摯に
向き合うべきだと思います。死刑を廃止するためだったら
被害者や被害者の家族においうちをかけるように傷つけても
いいのでしょうか?目的のためだったら方法を選ばないという
考え方は嫌いです。なんのために弁護士になったんですか?
自分の欲望のために人を殺しても自分の命は大事だという人を
守るためですか?誠実に生きているのに被害にあって
どうやって戦っていいかわからずに苦しんでいる人に
手をさしのべるためですか?安田弁護士の人間性を疑います。
by NO NAME (2006-06-22 21:41) 

真実って何だ

あいりちゃんは亡くなりました。
殺した人間と殺された人間の違いは、今生きているか否かの違いが、一番大きい。裁判所は、今生きている人間を何よりも重視したのです。結局、殺したほうが得ということです。
安田弁護士は、このような価値観に立脚しているということでしょう。
by 真実って何だ (2006-07-06 00:01) 

NO NAME

平等に話を聞かないといけない弁護士が、21人の弁護団引き連れての裁判はいかがなものかと思いました。
21人の弁護士たちは、自分の奥さん子供が同じめにあったときにも死刑を訴えないのでしょうか?あんなにも悪質な被告人を「傷害致死罪」にしようとする安田弁護士に弁護士として、人間として疑います。
「ままごと遊び」で関係のない人を殺していいのですか?
あの21人の弁護士は、遺族の気持ちも考えることもできない、自分たちの損得でこの事件を見ているとしか思えませんでした。
殺人を犯してもこの世にいるものだけが助けられる、だから殺人事件がなくなっていかないのではないのでしょうか?あんな弁護士がいる限り日本での殺人はなくならないと思います。悪いことをしたら身をもって償うべきだと思います。
by NO NAME (2007-05-25 12:32) 

新人

悪魔さんに子供がいたら、きっと犯罪おかすんだろうね
by 新人 (2007-05-25 12:37) 

とおりすがり

↓殺人事件でこんな主張をしたら、それは弁護士への批判もあるだろ。

被告は、自分が中学1年のときに自殺した母への人恋しさから被害者に抱きついた。甘えてじゃれようとしたので強姦目的ではない。騒がれたために口をふさごうとしたら誤って首を押さえ窒息死させた。死後に遺体を犯した行為は、生をつぎ込み死者を復活させる魔術的な儀式だった。長女は泣きやまないので首にひもをまいてリボンの代わりに蝶々結びにしたら死んでしまった。どちらも殺意はなく、(殺人より罪が軽い)傷害致死罪に当たる。
by とおりすがり (2007-05-27 08:34) 

YO!!

遺族の立場もあるが、殺されたものの立場も考えてみる。

自分が殺されれば、その犯人がその後更正したとしても、自分が生きられなかった無念さは消えない。生きている人は忘れても殺された人は忘れない。殺された人の無念は怨念となってこの世に残り、自分を殺した人を同じ死の世界に引きずり込もうとする。

今後は、日本国民一人一人が自分が殺された場合、犯人に殺人罪が成立したとした場合、自分が求める量刑を予め登録しておくことにする。

死刑廃止論者は自分が殺された場合、当然死刑ではなく、無期ないし有期刑を求めるから、死刑廃止論が国民の大部分に広まればおのずから死刑は廃止されたことになる。被害者当人が死刑を望んでいないのだから、遺族が反発しても死刑にしないことを問題視することもないだろう。遺族は慰謝料、損害賠償等は請求できると思うが。
by YO!! (2007-06-23 11:46) 

hage

批判している方はよく真実を捻じ曲げ云々と仰るが
誰が真実を知っているのだろう。 誰にも分からないはず。
だから裁判というものがあるのでしょう。
本当に犯人なのか?本当に殺人罪なのか?その量刑で妥当なのか?
それを最初から犯人である、求刑通りの罪であると決め付けてしまっては
裁判いらないよね。
まだ結論が出ていないのに死刑が妥当だとか、なんというエスパー?
(まあ、死刑になるとは思うけど。)
裁判イラネ、殺人犯はとにかく死刑を望むのならば
国会議員さんにいうべきことで弁護士にいうことではないよね。
by hage (2007-06-25 08:15) 

夜更かし人

さすがです。
「愚かな大衆たちと俺は違うぜ」
な意見ありがとうございました。

死刑→冤罪
弁護士→自治権

てな具合ですか?
あなたは知識が記号になってませんか?
この記号がでたらあの記号とその記号持ってきて・・・、
はい一丁あがり♪ってなってませんか?
インテリゲンチャぶらなくてもいいんですよ。

「マスコミにおどらされてるんじゃね~の」

なんてネットではだれもが言わずもがなの懸念意見、
一行で済むことを何行も書いて恥ずかしくないんですか?
大多数のブログとダブること書くのがそんなにイヤ?
みんなそんなこと消化した上で当たり前のことを書いているんですよ。

いろいろあなたの思考レベルに疑問がわいてきたの書かせていただきました。
by 夜更かし人 (2007-06-28 03:41) 

一般人

今回の事件に関しては、国民の大多数とマスコミは冷静だと思いますよ。何も間違った報道はなされていないかと…。

『犬がある日かわいい犬と出会った。『そのままやっちゃた』これは罪でしょうか?』

の被告人を公開の場でドラえもん等ふざけた弁護する弁護人の方がおかしいと思いますよ。


僕は、人として本村さんを応援します。
by 一般人 (2007-06-28 15:22) 

GUEST

安田好弘弁護士とは・・まさに正気の発言とは考えられません。
その後についている馬鹿な弁護士は恥ずかしくないのでしょうか。
報道を見るたびに怒りで体が震えてきます。
こんな思いは私だけでしょうか?
by GUEST (2007-06-29 14:50) 

SS

このような、おかしな作り話をどうどうと、言えるのは
今までに、ダメモトで何度かうまくいったからでしょう。
安田さん、しかし正気を通り越している。
by SS (2007-06-29 18:14) 

yamamoto

この問題については,情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士さんが系統的にフォローされているので,そちらを一読されることをお奨めします.
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/2e857c9ed388ff2358dead4825f7640b
by yamamoto (2007-06-29 21:30) 

讃岐の親方

自分は裁判を直接観ていないので断定は難しいが、どうしても福田被告の発言が本人の意志とは思えないのです。
たとえば、検察が『殺害した弥生さんが生き返らないために手足と口だけにガムテープを張った』と福田被告が主張していた事に対し、「実際は鼻にもガムテープを張っていたことはおかしい」と指摘したところ、福田被告はしどろもどろになって結局『確かにおかしいですね』と答えたことなどです。
今回の裁判は、事実を追求すると同時に福田被告の犯した犯罪に対して本当の反省を促すことが大切だったのではないのでしょうか?
つまり、今回の裁判が福田被告の人間性を回復させることができる機会としては最後かも知れない。その機会を安田弁護士は奪ったのでしょう。

>冤罪も少なくないとは言え,統計的に見れば,殺人罪で起訴された人の>ほとんどは実際に罪人であろう.だから被疑者に対しては,私も含め,ほ>とんどの人が「推定有罪」の判断と,それによる仮想的な憎悪を持たざる
>を得ない.これは自然発生的なもので,防ぎようがない.そして,そんな>推定罪人を弁護するなどという人間(つまり弁護士)に対しても,自発的>な,あるいは「旧い脳」は,悪感情を持つだろう.これに理性と法でタガを>はめるのが近代社会のはずだ.「罪を憎まば弁護士も憎し」では法治国>は成り立たない.ところがその大事な一線までも超えてしまいそうな恐さ>を感じる.

との事ですが、今回の事件は本人にも犯行を認めています。たしかに重大事件を弁護するだけで弁護士を非難ことは無意味ですが、今回の弁護方針は被告人にも不利益になるように思えるから批判されているのです。
by 讃岐の親方 (2007-06-30 02:49) 

通りすがり

>今回の弁護方針は被告人にも不利益になるように思える


安田氏の過去の実績を見ると、例え自分や自分の思想に不利になろうと、法廷は事実を追求する場であるという一環性を貫いています。その姿勢は、彼が今まで関わってきた被害者遺族の方々からも支持されています。そして、加害者を真に反省させ、被害者遺族の感情を浄化したという実績もあります。


外からワイワイ言っている人たちは、果たして殺人者を何人も見てきた人たちでしょうか。ドラえもんの思想など、以上な思考を持っている人間ほど、殺人者としてはよっぽど「普通」なのではないでしょうか。

逆に、多くの世論をすんなり見方につけてしまう検察が提出する「自白調書」の方が、私たちが疑うべきものなのではないでしょうか。実際、検察が自分の手柄欲しさに、上手い筋書きの自白調書を勝手に作り上げ、加害者に認めさる。過去にも沢山の事例がありますが、こういう調書は、大抵の場合、捜査怠慢の為、細かいところが証拠と少しずつ食い違っている。今回のケースは正にこれに該当するのではないでしょうか。


私たち一般人よりも、殺人者や被害者と多く接し、キャリアと実績がある弁護士20人が揃いも揃って、自分達のリスクを冒してまでわざわざ詭弁の作り話をするでしょうか。詭弁ともとられることを言わなければならないのは、それが真実であるからではないのでしょうか。
(死刑廃止運動の一環という意見は、どう贔屓目に見てもありえません。過去、安田氏が自分の事件をそのように扱った事例を挙げてください。そして、もし死刑廃止運動の一環として事件を扱っているならば、過去に担当していたオウム事件の方がよっぽど宣伝効果があったはずです。実際、オウム事件の時に、安田氏が検察の怠慢を暴こうとした時、検察はこれを阻止しようと、安田氏を逮捕しています。これは一審無罪。「検察は非常にアンフェア」と判決文にあります。)


また、今回の報道で、警察の記者クラブから情報を得ている大手マスコミと、独自取材を行っている弱小マスコミで、はっきり安田氏バッシングと擁護に分かれたこともこのロジックで考えれば納得できます。バッシングをしている人は、この状況をどう説明するのでしょうか。
by 通りすがり (2007-06-30 04:16) 

tatuta

安田好弘弁護士なら、バットで頭殴っても、
「僕の野球の腕を近くでよく見てもらいたかった」
と言えば許してくれるんだよね。
安田好弘弁護士の金なら、奪い取っても
「募金する協力をした」
と言えば許してくれるんだよね。
何をしても、あの連中なら、許してくれるんだよね。

ストレス解消のサンドバックにちょうどいいね。
by tatuta (2007-06-30 23:52) 

NO NAME

安田弁護士の論は常識のある一般社会人にとってはどんなに贔屓目に見ても詭弁以外の何ものでもなく、このようなばかばかしい弁護論がよくも出てくるものだと本当に驚くし、こんなことを正気で言う弁護士の存在が、どなたかが言っているように怒りで体が震える思いがする。
このようなばかばかしい詭弁は死刑廃止論とはまったく別の次元のもので、むしろ死刑廃止論を推し進めるにはまったく役に立たないものであろうことが解らないのではないか。
 by 普通の人
by NO NAME (2007-07-01 00:12) 

1

「21人死刑廃止論者」「死刑廃止のために事件に集まった」「弁護人が作ったストーリーを被告人に言わしている」
全部本村さんの憶測に基づく中傷をみなが鵜呑みにしているだけです。
「目を合わせなかった」と非難し、目が合ったら合ったで「睨まれた」と怒り、なにされても怒る人だというのがよく分かります。「死刑にしたい」目的のために弁護人や裁判所を批判して世論を味方につける行為は潔いのでしょうか。
「反省の言を聞きたい」と言いますが反省したら「死刑にしなくてもいい」というわけでもなさそうです。「反省して死刑になれ」という要求をしています。「真摯に反省したら助けてやる」武士の情けもほしいものです。

「7年間積み上げたもの」と言いますが、1・2審と最高裁で被告人質問で犯行態様が質問されたのは「1期日」だけ。しかも20分間。被告人質問は1審で2期日、2審で8期日あったが、1審の1期日は生い立ちやら、2審の8期日のうち7期日は「不謹慎な手紙関係」で費やされています。残り1期日がまた生い立ちです。検察がうまく議論をすり替えたという感じです。
「7年間」のうちほとんどは裁判所が記録を読んだ期間と「不謹慎な手紙」の議論であり、被告人質問で犯行態様が話されたのはわずかに「20分間」だけだったのです。

また、今回の心理鑑定人が述べた「母胎回帰ストーリー」なるものの片鱗は、最初から家裁の調査記録にも書かれていたそうです。

実際のところは、旧1・2審こそ、「死刑はないから。無期なら7年で出れる。遺族がうるさい人だから。」と言われ、弁護人に「『争いません。』と言わされていた」というのが真実でしょう。
by 1 (2007-07-04 21:38) 

YO!!

>安田氏の過去の実績を見ると、例え自分や自分の思想に不利になろうと、法廷は事実を追求する場であるという一環性を貫いています。

それはそれでよいとして、問題は「被告」に不利益かどうかです。
by YO!! (2007-07-06 15:45) 

YO!!

>実際のところは、旧1・2審こそ、「死刑はないから。無期なら7年で出れる。遺族がうるさい人だから。」と言われ、弁護人に「『争いません。』と言わされていた」というのが真実でしょう。

そうはいっても立証がうまくされないと却って被告は反省していないとされ重罪とされる虞がありますからね。
さっさと罪を認めて心証良くして執行猶予をもらおうというのは良く聞く話です。
by YO!! (2007-07-06 15:50) 

NO NAME

今回のドラエモン等の主張は、死刑判決を回避したい一心で、被告人が安田氏を通じて言っているものでしょう。弁護士は、代理人であり被告人本人の主張を代弁するのではないか。こんな簡単な構図をも知らない人がなんと多いことか!安田弁護士もつらいところだね。
by NO NAME (2007-07-16 17:11) 

洋平

まあ、加害者が生きて罪を償いたいと言うのは、本人の願望だけであって、被害者もその遺族もだれも望んでないと思います。人の命は重いものであって、反省したから許されるものでもなく、当然死んで償うべきであろう。まあ、死刑反対を主張する弁護士がいてもいいが、もうちょっと世間の人が納得する発言ができないのですかね。本当に正気なのかなと思います。きっとあまり人の情とかが分からない人なんでしょうね。ちょっと可哀想な人ですね。
by 洋平 (2007-07-20 00:29) 

通りすがり

安田弁護士へのバッシングがひどい中で、
このような理性的な意見もあって安心しました。

大阪弁護士会の人ですが、
「世界中が被告人の敵に回ってるんだから、
私一人くらい彼の無罪を信じて味方になってもいいじゃないか」
という言葉が思い出されました。

コメントにもひどい感情論に走ったものが見られますが・・・
この不寛容さが今の日本の風潮なんですかね。
by 通りすがり (2007-07-24 04:46) 

パルミーロ

はじめまして。パルミーロと申します。
イタリア語で裁判手続きをprocessoといいます。読んで字のごとく、「プロセス」ですね。つまり、裁判とは、市民革命以来打ちたてられてきた、近代市民法に定められた手続きに則って行われねばならないということです。被告人の抗弁や弁護士の弁論を止める権利など、誰ももってはいません。そんなことがおこなわれるのは、かつてのナチス・ドイツの民族裁判所(白バラ事件やヒトラー暗殺未遂を審理した。悪名高いフライスラー判事は有名)やスターリン時代のソ連の粛清裁判です。
ニュルンベルク裁判の当初、ゲーリングの不規則発言に怒った主任検事ジャクソンが判事団に抗議したところ、判事団は、「ゲーリングに好きに発言させることで、この裁判が茶番や見世物ではないと証明できる」と、説明したそうです。また、アメリカを股にかけた連続殺人犯テッド・バンディの公判では、被告自らが弁護士になることが認められ、バンディ自ら自身の弁護士として、警察官や未遂被害者の尋問などを行ったとのこと。裁判において重要なのは、法定の手続きに基づいておこなわれているかということです。手続き上の不備はいくら批判してもし過ぎることはない。しかし、具体的な発言や弁論そのものに対し、道徳的観点から「止めろ」というのは、そもそもお門違いであるということです。
さらに、被告人がふざけた、荒唐無稽な発言をする裁判など、掃いて捨てるほどあります。それで死刑になっていないものも、これまた多くある。不謹慎を承知で書きますが、現在ほどネットが発達していなければ、母子殺害事件も、早々に記憶の彼方へ追いやられたでしょう。否、この事件すら、一件落着すれば、忘れられてしまうでしょう(女子高生コンクリート詰め殺人事件の詳細を、どれだけの人が覚えているでしょうか?)。
必要なのは、正当なプロセスで裁判が行われているかを注視すること、未だ不十分な被害者への支援を充実させること、そして、被害者の氏名公表にも慎重になることなどでしょう。
by パルミーロ (2007-07-24 18:10) 

コダン

シンプルに、人として感情的になれる人間でありたい。
大事な者を殺された、その事実に対して、殺した人間の人権が
どうのこうのと、さもクールで賢い、冷静な人間にはなりたくない。
ここで感情的になれなかったら人として終わりだ、と
思う瞬間がある。大事な者を傷つけられても「相手だって・・・」
なんて冷静に考えられるような人間にはなりたくない。
大事な者のためにムキになって、格好悪くなれるくらいの
そんな人間の方が人として幾分かマシだと思う。

僕は小さな頃からずっと大事で大好きで、学校も寮も
同じとこを選び、本当に仲の良かった姉を殺された。
ある夏、旅行に行くと言い、何日に帰るからと、
帰りまで決めてった姉が、とうとう帰らなかった。

骨になって帰ってきた。夏の暑さで死体が持たないと、
向こうで焼かれ、ここで葬式をあげました。
骨で帰ってきた姉を受け入れられず、あまりに信じられず、
涙も出なかった。葬式でも全然泣けなかった。

その相手を法で殺せないのなら、僕が直に殺してしまおうと
毎日考えていました。ただ、姉は、子供が出来ない僕に、
子供を遺してってくれました。僕はその分マシかもしれません。
毎晩、怒りで涙が止まらず、殺してやりたい衝動に駆られ、
居てもたってもいられない時に、その子が救いになりました。

彼女が遺してってくれた子供が1歳になったばかりだった。
先月その子は5歳になった。あれから4年経ちました。
今では、殺した人間への怒りがどうのこうのではなく、
いつも傍に居たものが、居ない。その事実だけが寂しくて
悔しくて、今でもしょっちゅう泣いてしまう。
丁度、森山直太郎の【さくら】と、夏川りみの【涙そうそう】が
流行ってる頃で、この2曲を聴くたびに涙が出ます。

どうせ、被告人のこれからを決められるのは、僕らじゃない。
だからこそ、賢くモノを言うのではなく人として、今ようやく
守る者を持った人間として、「被告人を生かすな!」と声高に、
感情的に話したい。遺されたものの痛みは一生続くのです。
【言うだけ】という立場にしか留まれないのなら、人として
話しましょうよ。

被告人の精神状態、生い立ち、環境、・・・
理由があれば人を殺していいのか?
殺すつもりじゃなかったのなら、結果殺してもいいのか?
誤って殺したなら許されるのか?
殺した事実よりも大事なことなんてあるのか?
ふざけたこと言ってるんじゃねえ。
安田弁護士さん、寝言は寝てからにしてくれ。
by コダン (2007-07-24 18:24) 

生臭坊主

初めて書き込みます。
この裁判で安田弁護士に「死刑廃止のリーダー」の言葉を冠して、マスコミ各社は報道しています。しかし安田弁護士は裁判関連の記者会見では死刑廃止云々に言及していません。安田弁護士は元少年に関係する事項と、死刑廃止問題には一線をおいているように見受けられます。
しかし、大多数のマスコミはこの点を混同して報道しているのでは?先入観でニュースの編集が行われていないか疑問を持つ。マスコミを通じて情報を得るしかない大多数はマスコミをそのまま信じてよいのだろうか?

多くの観客が死刑は当然と「推定有罪」から出発しているが、「推定無罪」が原則であったはず。「推定有罪」から出発して、殺したから有罪なら傷害致死も交通事故も死刑じゃない?そのこと誰も何も言わないけど。このままいくと法治国家の裁判ではなくて「暗黒国家」の裁判への道を、国民自ら開くことになりますよ。検察(国家)の都合で時流に合った裁判をしていく。現場で何がおこったのか、行われたかのは関係なく判決がだされますよ。

最後にこの裁判は、検察(国家)による死刑存続運動でないですか?
by 生臭坊主 (2007-09-20 15:37) 

善人

「悪魔」と言うヤツはドアホだな。
by 善人 (2007-09-28 10:33) 

祖父は裁判官

20世紀の裁判

≪警察・検察による騒乱罪でっち上げの計画と準備≫
by 祖父は裁判官 (2007-12-01 10:52) 

祖父は裁判官

『2、被告・弁護団の控訴趣意書 (P.288)



 六、更に放送車の当夜の状況についても、(1)放送車の中にぬれむしろが用意されていた事実、(2)火焔瓶投擲前に大部分の警察官が下車している事実、(3)投擲された火焔瓶をぬれむしろで、またたく間に消している事実等があり、これらはいずれも放送車発火が警察によって事前に予定されていたことを明瞭に示してぃる。



 (イ)、放送車発火前に殆んど大部分の警察官が下車している点の証拠

 原判決の認定では、放送車に当初搭乗していた警察官は十四名であり、放送車発火時放送車に乗っていた警察官は四名であるが(第一章、第四款第三)。デモ隊員が目撃した数は原判決の認定よりやや少ない。



 (1)公調(公判調書)211号 証人祖父の本名フルネーム

 84、中で警察官が二人で消しておったというわけですか。

  そうです。

 85、二人だけですか。

  他に乗務員というのは車の中では二人きりだったと思います。

 他3人の証言 (省略)



 (ロ)、放送車の中ではぬれむしろでまたたく間に消した点の証拠

 6人の証言 (省略)



 3、当時中村署巡査野田衛一郎の『回想』 (警察庁警備局『回想』1967年出版、P.201)



 警察放送車搭乗警官―むしろ事前積載の証拠とそれによる消火の証言・事件15年後証拠』

 括弧内はURLの抜粋です。

 安田弁護士がおっしゃるとおり、被告の元少年は決意又意図的に親子を殺害したのではないと思います。元少年の母親は父親の浮気から自殺をした。
 元少年の一審の求刑の文面はは被害者への反省とお詫び母親に対する助けを求める内容です。

 原告の図に乗った一方的で自分勝手な決意である【生命刑(死刑)】を検察側は求刑し、また最高裁でも死刑判決がくだされた‥‥‥。

 18歳という年齢的に未熟な人間を窮地に追いやったこの裁判は行き場がありません!

 アメリカ合衆国が警察ならば、日本国は検事国家ですね。

 アメリカと日本以外の先進国は死刑を廃止しています。

悪事を働いた人間にも良心はあります!それを信じ、死刑を廃止しなければならないと思います!
by 祖父は裁判官 (2008-01-07 08:18) 

rira

>ようするにマスメディアに「そのように見せ」られただけではないのか?

こういうことは 数多くありますね。
どんなに冷静に見ていても 多量に流されるメディアからの
「作られた(切り貼り編集された)映像からしか情報が得られないのですから。

>.「罪を憎まば弁護士も憎し」では法治国は成り立たない.ところがその大事な一線までも超えてしまいそうな恐さを感じる.

同感です。裁判員制度をはじめようという国に思えません。
裁判というもの 弁護士の仕事というもの、また基本的にもっと「法律」を知る必要性を感じます。

by rira (2008-04-23 16:53) 

yamamoto

すぐ前の書き込み(by さまき隊 (2008-04-26 11:09))は,公人でもない特定の個人を暴露的に批評する情報につながるため,削除しました.
by yamamoto (2008-04-27 16:59) 

kaetzchen (ほんもの)

管理人 yamamoto さん。私、一応、国家公務員だったんですが(笑)

病気や事故で赤い身体障害者手帳をもらったのは事実です。んで、しばらく仕事を休んで療養してたのも事実です。

そんな訳で僻地の大学病院へ飛ばされまして、さらにその関連病院で二人医長 (一人医長だったらドツボ) をさせられてました。

というわけで、さまき隊らの攻撃はまるっきりのでっちあげということになります。まぁ、デタラメの「履歴書」(しかも印鑑はその辺で買ったシャチハタ。処方箋に使うやつね) を手渡したのも事実ですが(笑)

S氏だとか、安田弁護士と直接会ったことがある人間として言うと、S氏の荒れ方は単なる精神障害だし、安田弁護士のなりふり構わぬ行動は単なる演技だと分かります。実際にお会いしてメシ食ってみると、S氏とは違い上品な紳士であることがよく分かります。

ちなみに私はいまは外国の大学病院に勤めています。 IP アドレスは日本のプロバイダを騙ってますけど、実際にはサーバを幾つも通してわざとこのように表示されるようにしてます。つまり、発信元が分からないので、日本の法律に引っ掛かるかも。

たまたまオファーがあって日本を飛び出したのですけど、やっぱり居心地がいいですね。日本は最悪です。かみさんもそのうちこっちに来るとか。日本などに骨を埋めようという考えは毛頭ありません。双子の弟も MIT に勤めてて、めいっ子も私の母校の某医学部にいます。バカ息子にも日本の医学部出たら留学しろと命令しております。

というわけで、さよーならー。今から出勤です。今日も忙しい。
by kaetzchen (ほんもの) (2012-05-30 06:25) 

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