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渡辺えり子講演会の印象と感想,その3 [憲法・教育基本法]

 渡辺えり子さんは講演の中で,聴衆の年齢構成にも「注文」を付けていたが,たしかに若い人は多くはなかった.実行委員は多様な人が参加するようにせいぜい努力したに違いないが,実行委員がオバサンパワー中心なので,そのコネクションが中心になるのでやむを得ない.(もっとも人数的には会場の容量900を超え,立ち見の人が出るほどで大成功だった.)

 二次会にも30分位参加してくれた.そこでも,「若い人がいない」と言っていたが,学生が一人参加していたので救われた.年齢構成だけでなく,常連や,「内輪」の者ばかりが集まるような集会では意味がない,とも言っていた.まさにその通りで,これは九条の運動をする上で死活的に重要な点だ.何とかサマになる程度に人数が集まればそれでよしとしてしまいがちである.新しい人がどんどん増えるようでなければ意味のある運動とは言えない.

 二次会の渡辺さんと西山さん

 しかし,実行委員としてはこのことは百も承知で,県内各地で3つものプレ集会を開くなどの努力をしていたのだから(講演会ウェブサイト参照),ちょっと実行委員に気の毒なコメントではあった.でも逆に主催者らと「気心の知れた」間柄になっていたからこそ出た言葉だと,プラスに理解することにしよう.

 共演者の西山水木さんは,地元出身と言うこともあって,二次会は最後まで付き合っておられたようだった(私自身は途中で失礼した).渡辺さんに質問する機会はなかったが,西山さんに,前日の東京でのピースリーディングのことについて訊いた.これだけたくさんの役者さんが出演するのに,わずか500人の(佐賀より400も少ない!)聴衆だったが,それは会場の規模のためとのこと.

 きょう15日の「しんぶん赤旗」の9ページに,えり子さんの連載「演劇万華鏡」の3回目が載っていたが,まさにそのことにも触れてあった.自分の劇団の作品自体に「非戦」の思いが込められているのに,「観客五百人」のためにわざわざ苦労してリーディングをやる必要があるのか,という疑問をある若い劇団員に投げかけられたという.そこで「新しい方法を考えていかなければならないと思い始めている」と書いてあった.

 この赤旗に載った文章には,私が12日に書いた文章で使ったのと同じ様な意味で「空気」という言葉が使われていたり*,私の思うところと共通点が何かと多い.もしかして私のブログを見て書いたのかな?ま,そういうことにしておこう.
ーーーーーー
* ただ私はネガティブな意味で使ったが,ここではポジティブで,「符号」は違っていた.

系列記事:その2その1
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コメント 2

yoshi

非会員はTBできないのですね。
http://red.ap.teacup.com/solidarite/110.html

後、個人的に読んでいただきたいと思うものがあるのですが、お送りすることは可能でしょうか?
by yoshi (2005-12-25 18:51) 

yamamoto

TB,そんなはずはないと思いますが・・・.
メールはtoyosimaアットマークta2.so-net.ne.jpにお送り下さい.
by yamamoto (2005-12-25 20:30) 

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