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警察と暴力団の「二人三脚」を赤裸々に [社会]

「週刊金曜日」10月28日号は警察問題を特集している.その中の,退職したばかりの元兵庫県警警察官のインタビューは衝撃的だ.77年から79年まで暴力団担当をつとめた経験をもとに証言している.当時,山口組をめぐる抗争が激しかった時だ.取り締まりと言いながら実は幹部は暴力団と馴れ合っている様子が具体的に示されている.例えば次のような具合.

僕が情報を入手し,捜査令状を裁判所から課長を通じてもらって捜査や逮捕のために出向くと,警察内部から事前に『今からガサに行きよるぞ』と連絡されて現場はもぬけの殻というのが何度もありました.

その後は暴力団担当を外れているので,インタビューアーが,その後はどうか,改善されたか,と質問すると,もっとひどくなったのではないかと,その後の警察内部での実情についても驚くような事実を証言している.

暴力団に厳しい法律を有効に活用すればとっくに暴力団は潰れていると言う.何のことはない,警察は取り締まりではなく,「暴力団管理」をやっているに過ぎなかったのだ.“LAコンフィデンシャル”のネタはふんだんに,日々存在するというわけだ.

うすうすとは感じてはいたことだし,また他にも同様な報道があるだろうが,やはり衝撃的なニュースだ.

ところで数日前に自民党の改憲案が出たが,憲法問題については次のエントリーをご覧頂きたい.
九条原理主義の擁護--伊藤真著「高校生からわかる日本国憲法の論点」
「改憲阻止」を絶対目標とし,それには何が必要かという「逆算」を
九条・メディアウオッチ委員会の提案
「攻められたらどうするのか」--Sentinelさんへのお答え--
非武装だと「中国に民族浄化される」のか?
憲法九条に対する各党の政策
意見広告,いよいよ明日掲載


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